December 23, 2024

映画的ストーリーテリング

映画表現の教科書
『ロボット・ドリームズ』もそうだけど、映像で語るのって憧れる。

映画表現の教科書 ─名シーンに学ぶ決定的テクニック100

映画表現の教科書 ─名シーンに学ぶ決定的テクニック100

ジェニファー・ヴァン・シル(著) 吉田俊太郎(訳)
フィルムアート社(ISBN 978-4-8459-1292-6)
この本は映画的ストーリーテリング、つまりナレーションやセリフに頼らず映像で伝える方法が、映画史上屈指の有名シーンの実例付きで100コ紹介されてる。空間演出、画面構成、暗示、シーン転換、SE・BGM、カメラ・レンズ、カメラワーク、ライティング、ロケーションなど1つの技法を見開きで掲載してる。左側が解説、右がスクリーンショットとシナリオ引用で、文字がどのように映像化されてるかがわかるようになってる。著者は脚本の先生なんで、映像を前提とした脚本の解説にもなってる。

スクリーンショットはわかりにくい。番号ついてるけど、本文との関係がわかりにくかった。モノクロで見えにくかったり、適切なコマじゃなかったりするのもあって。しかもページレイアウトの都合だろうけどシネスコがビスタに圧縮されててアナモフィックみたいになっちゃってるのが惜しい。

Posted by A.e.Suck at December 23, 2024 04:06 PM