July 20, 2024
Flashを救ったRuffle
「RuffleでFlash復活」から3年。Flash Playerが終了して4年。Web上にはFlashに匹敵するものは今も出てきてないです。HTML5で代用?ナイナイ。世界中のFlashムービーを存続させてくれました「Ruffle」には足向けて眠れません。アドビのFlash Player不要の時代になったんです。アップデートしてないなーと、3年ぶりにRuffleのダウンロードページ見たら、かなり進化してました!
AS3.0にもほぼ対応し、これでAS1.0〜AS3.0までOK。あと、すごいのが、Ruffleをサーバーにインストールしたりアップデートしなくてもよくなってました!SWFを埋め込んだhtmlに1行だけ、
<script src="https://unpkg.com/@ruffle-rs/ruffle"></script>
これをペタっと貼るだけで最新のRuffleで動くようになってました。楽チンです。これだけで以前よりも幅広い環境、パソコン、タブレット、スマホでブラウザーで再生できちゃうです。これでSWFがインターネットに戻ってきます。もちろん、これまでのようにRuffleをダウンロードして自分のサーバーに設置したり、ChromeやFirefoxにアドオンしたりもOK。
蘇るFlash
かつてSWFを表示してたページ、通常はこんな画面になります。それがHTMLに上の1行を追加するだけで復活します!FlashでActionScriptを使ったゲームや、ムービークリップを使ったアニメーションが再びWEBブラウザーで楽しむことができます。すごいよね!
Flashは死んでない
Flashが死んだと思われたりネットから駆逐されたのは、アドビがFlash Playerの開発をやめてしまったからです。コンテンツのせいではありません。アドビのFlash Player不要でSWFをWEBブラウザーで再生できる時代がくるとは。旧作にはどんどん復活してほしいし、Animateで作った新しいFlashコンテンツが出てきてほしいですね。パソコンだけじゃなくタブレットやスマホまで再生環境広がってるし、再びFlashブームが起こってほしいです。Flashブームは再到来するか?
でもそうならないのは、一度下火になったのを盛り返すのは難しい。新しい世代にはFlashが知られてなかったり、死んだと思われてたり。死んだのはFlash Playerだけなんだけどそれが浸透してない。Animateを使う機会、学ぶ環境がないので入っていけないこともある。アドビもAnimateには消極的で盛り上げる気はなさそうだし。そして一番のネックなのが自分でHTMLとSWFをサーバーに設置して見てもらうしかないこと。これはかつてもそうだったけど、今はそーゆー文化はほぼ死滅してるんだな。既存のブログサービスはSWFを受け付けてくれないのでエラーのアラートが出る。Flashの投稿サイトもない。
主流はSNSを利用するユーザーだけどSWFは無効。せめてLINEのアニメーションがAPNGでなくSWFになってくれればいいんだけど。
古いシステムとRuffle
古いMac(Mavericks)を使う機会があったんで、Ruffleで見れるか試したら、Firefoxは問題なく表示された!でもChromeは左のようなラー表示が出た。RuffleがこのSWFを表示しようとした時に重大な問題が発生した。これは本来は発生しないはずなので、バグを報告してもらえると幸いです。というメッセージ。SafariはFlash サポート終了の例のアイコンが表示される。クリックするとアドビのFlash終了ページへ。さすがに古いブラウザーに遡って対応するのは無理ってことですね。
参考サイト
- Ruffle:公式サイト
- Wiki:Ruffle
- AmazingFlash:RuffleでFlash復活
- AmazingFlash:実は凄い、SWF
- Quiita:Ruffle を使って「おもしろフラッシュ倉庫」を復活させる
Ruffleデモ
「▶︎ボタン」または「Run Anyway」で再生できます。 Posted by A.e.Suck at July 20, 2024 03:11 PMTweet