April 15, 2024

アニメーター x アニメーター

井上俊之の作画遊蕩

アニメーターによるアニメーターたちのインタビュー集

井上俊之の作画遊蕩

井上俊之の作画遊蕩

井上俊之(著)、高瀬康司 (編著)
KADOKAWA(ISBN 978-4-04-114519-7)

日本屈指のカリスマアニメーター井上俊之氏によるアニメーションの作画やレイアウトについての対談集。登場するのは彼の10人のライバルたち。話を聞くだけじゃなく、自分はこうだよって主張も入ってて、同業の対談に同席してるように読めた。テーマはアニメーションの作画技術や理想的なレイアウトシステムで、共感する部分が多い。レイアウトシステムから元に戻していかないと破綻は近いよ。『三千里』での宮崎さんの驚異的なレイアウト力にびっくり。ボリューム少ないのですぐ読めるけど、中身は濃密だったなー。普段聞けない話や疑問に思ってた話題が多かった。

著者の井上さんは61年生まれだからオレより1コ下のアニメーター。作監より原画やりたい派でそのへんも共感。スタジオジュニオ出身なんだけど、オレがジュニオに通ってた頃は部屋が別だったので会ったことない。名前は知ってたけど、当時のジュニオは大物が何人も在籍してたんで特に目立ってなかったし。

Kindle版もあるよ。

Posted by A.e.Suck at April 15, 2024 03:10 PM