June 22, 2022

FLASH CS3が15周年

FLASH CS3
15年前、2007年6月22日はアドビ初のFlashアプリ「Adobe Flash CS3 Professional 日本語版」発売日。
なんと、FLASH CS3が15周年!描きやすさ使いやすさでこれを上回るFLASH/Animateはないんです。個人の感想です。でも、一番好きなバージョンって人も多いと思います!

アドビ印になったFLASH

FLASH CS3
前バージョンの「FLASH 8」はマクロメディア期最後のFlash製品。この時点で完成されたアニメーションソフトでした。最高のFlashだったんです。2005年12月アドビによってマクロメディアが買収され、FLASH 8はアドビ製品となり12月6日、CS2に加わりました。その半年後、アドビ製品としてUI一新、「Adobe FLASH CS3」として発売されました。アニメーション制作用としてはFLASH 8を引き継いで十分な機能と信頼性を持ってました。しかし、当時のFLASHはアニメーションツールでありながら、WEBサイトやゲームも作れてしまう優秀な子でしたんで、開発方面の機能向上が重視されていったんです。そこでCS3ではActionScript3.0、いわゆるAS3が搭載されたのがウリになります。これで一層開発寄りに。アニメーション制作面では特にFLASH 8からの追加機能はなく、IllustratorやPhotoshopのデータをレイヤーを維持して読み込めるようになったことくらい。いいんです、もう十分なんですから。

どっちが速いか

FLASH CS3を起動してみたところ、めっちゃ速くてびっくり!現役のAnimateと比べてみた!まずAinamteを起動して、次にFLASH CS3を起動した。

スタートアップスクリーン

FLASH CS3
FLASH CS3を起動すると最初に出るウインドウ。余計なアニメーションやガイドもなくてすっきり。続きの作業もここから。新規ドキュメント作成はCS3の頃の方が親切。

んじゃ、CS3のワークスペースを見ていくよ。ワークスペースはコンパクト。パネル類がコンパクトで、作画の邪魔にならない。アクセスしやすくてペンストロークも少なくてすむのでストレスもない。とにかくアニメーション制作に必要なものは揃ってて、不要なものはない。Flash 8同様、各パネルは好みの場所に配置できる。

カラーと色見本

FLASH CS3
基本的にAnimateと変わらない。でも色の選択はCS3最強。ツールパネルの色見本と色見本パネルは一致してるし、コピペで色が変わることもない。スポイトはデスクトップのどこからでも色を拾える。

整列と変形

FLASH CS3
整列パネルはAnimateといっしょ。ただし、コンパクトで見やすい。変形パネルは数値入力しやすい。Animateみたいにさわっただけで数字変わったり、矢印キーに影響されることもない。

プロパティ

FLASH CS3
プロパティはコンパクトなパネルに必要なものはすべてある。レイアウトが絶妙なんだよね、使いやすい。

ライブラリ

FLASH CS3FLASH伝統のライブラリ。機能的には十分なので、Animateも同じ。
タイムラインツールパネルは変遷史を参照。

CS3が使いたいけど…

今使ってるMac(10.14)で起動すると、こんなのが出る。
FLASH CS3
気にせずOKすればいいだけ。爆速で作画もできる。でもポインタが線に触れると黒い四角がちらちらでてうっとーしい。この四角はスクリーンショットにうつらないゴースト。怖いのが、作業中に落ちやすいのもあって、仕方なくAnimateを使ってる。あと、仕事ではどうしてもスタッフがAnimate使ってるので、使わざるを得ない。AnimateでCS3のFLAは開くけど、CS3じゃAnimateのFLAを開けない。

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Posted by A.e.Suck at June 22, 2022 12:21 PM