April 23, 2022

『劇場版 異世界かるてっと』6.10公開


異世界系作品『オーバーロード』『この素晴らしい世界に祝福を!』『Re:ゼロから始める異世界生活』『幼女戦記』『盾の勇者の成り上がり』のクロスオーバーで、2期オンエアされた人気TVアニメシリーズ『異世界かるてっと』の劇場版長編、それが『劇場版 異世界かるてっと ~あなざーわーるど~』ですよ。はい、作画はもちろんTVから引き続きAdobe Animateですよ。劇場なのでフル3Dキャラも出てきますよ。そりゃあもう、たくさんね。声優豪華ですね、アンサンブルですね。プレスコです、タイムラインに音声貼って作業してます。公開は2022年6月10日です。

予告編

4月22日に予告編が公開されました。それがこちら。

スタッフ

アニメーション制作はスタジオぷYUKAI。キャラクターデザイン・総作画監督はたけはらみのる氏、監督・脚本は芦名みのる氏。長きにわたってFlash/Animateで作品作りをしてきたお二人を中心に制作されてます。
自分はレギュラーが2本とも終了し、なーーーーんも仕事がなく、無収入が続いてた頃、芦名監督に声をかけてもらって、コンテと作画でお手伝いすることになったんです。

パイプライン

日本の通常のアニメーション制作では、絵コンテと作画のソフトは別です。それらがAnimateだけでできてしまうという世界最強のフローで素材制作されてます。フランスの『ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん』や『カラミティ』、中国の『羅小黒戦記』と同様に、VコンのFLAをレイアウト、作画、チェックを通してアップデートしていく形で作画が行われるのです。
パイプライン

トゥイーンは使わない

アニメーション作画に関しては、カットアウトアニメーションではなく、2コマ打ち作画のフレームアニメーションが基本なのが偉いんです。Flashだからってトゥイーンで動かすってことをしてません。そりゃ、キャメラワークやスライディングにはトゥイーン使ってますよ。でも、キャラクターの芝居についてはトゥイーン封印。通常の2Dアニメ同様、作画で動かしてるんです。FLASHアニメ最大の特徴とされてるトゥイーンを使わなくてもAnimateで普通にアニメが作れるぞ、Flashナメんな、実はこんなにできる子なんだぞと。Flashだから安っぽいとか終わってるとか、マイナーなイメージは払拭できてるはず。こんなにリッチなんだから。『くまのアーネストおじさん』や『ロング・ウェイ・ノース』『羅小黒戦記』に続いてこの作品で大画面で示されてます。

感想

異世界から異世界に送られて、元の異世界に戻るミッションw。小規模な製作ながら、Adobe Animate製劇場用FLASHアニメーションとしては上出来な仕上がり。劇場版らしいスケールのドラマになってるし、元のTVシリーズを知らなくても楽しめる。初号では自分でもかなり新鮮に感じた。初めて見たキャラもあった。大幅に変更されたシーンがあったり、丸っとカットされたシーンもあって、テンポがよくなって思ったよりボリューム感もあって面白くなってる。

本編冒頭10分特別公開


7分25秒以降はコンテを担当したシーンです。通常のコンテではなく、いきなりAnimateでVコン制作。ラフ原も入れました。他に中盤のアクションシーンも担当しました。作画は主に後半のアクションを担当しました。

上映劇場

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関連サイト

Posted by A.e.Suck at April 23, 2022 02:39 AM