January 12, 2021
役目を終えたFlash Playerが見せるFlash

2021年1月12日、ついにFlash Playerプラグインの時限スイッチが発動し、WEBブラウザーからFlashコンテンツが締め出されることになりました。Flash Playerプラグインをアンインストールしていなければ、Flash Playerが見せてくれるのは上のようなSWFただ1つです。これがブロックの正体でした。プラグインはユーザー自身が行わなければPC内に居残ります。そこで「終了案内ページ」へのボタン「fi」アイコンのSWFを表示してます。世界中のFlashすべてこーなってるかと思うと、それはそれですごいですなー。
Chrome

Firefox

期待のRuffle
しかし、このままSWFが永久に閲覧不可能というわけではないようです。ボランティアによってFlash Playerのエミュレーターが開発中なのです。オープンソースのプロジェクトなので、完成すれば無料で利用でき、Flash PlayerがなくてもFlashコンテンツを表示できるようになります。開発者たちは「将来にわたってFlashが動く方法があり、その具体的実装も進んでいるからFlashを消さずにそのままにしておいて欲しい」と呼びかけています。将来にわたってFlashが動く方法というのがFlash Playerのエミュレーター「Ruffle」です。Flashコンテンツのあるサーバーに設置すると、ローカルにプラグインがなくてもこれまで通り表示されるようになります。Flash Player廃止の原因となったセキュリティホールの心配はないそうです。また、PC以外にiOSやAndroidのスマホやタブレットでも閲覧可能となります。このプロジェクトは今のところ順調に進んでいるようなので、SWFはこのままにして見守っていきましょう。
Tweet