July 30, 2019
20周年だよ!Flash 4
1999年7月30日、「Macromedia Flash 4 日本語版」が発売されました。20世紀最後のFlashの価格は39,800円(ステューデント版は12,800円、アップグレード版は15,800円)。あれから20年!Flash 3から大幅に進化したFlash 4とは何だったのか?バグもあったけど、Flash 4.0aってバージョンで解決。個人的にはすんごく気に入ってたFlashでしたよ。そしてFlash 4が大好きって人も多かった。Flash 4のレビューは3誌に書いたっけ。当時の原稿が見つかったので抜粋してみます。
動作に必要なシステム
Windows | Macintosh |
---|---|
133MHz以上のIntel Pentiumプロセッサを搭載したDOS/V互換機 | Power Macintosh |
Microsoft Windows 95/98日本語版、またはWindowsNT 4.0日本語版 | MacOS 7.6以降のバージョンのMacOS 日本語版※ |
32MB以上の空きメモリ | 32MB以上の空きメモリ |
20MB以上の空きハードディスク容量 | 20MB以上の空きハードディスク容量 |
256色、800 x 600以上を表示可能なディスプレイカードとモニタ | 256色、800 x 600以上を表示可能なディスプレイカードとモニタ |
CD-ROMドライブ |
ワークスペース
タイムライン
レイヤーの状態はポップアップからアイコンに代わったので、表示/非表示の切り替えやロックのオン/オフがクリックするだけになった。レイヤーの追加や削除もアイコンのクリックで手軽に。最も嬉しいのは、1つのマスクに対して、複数の被マスクレイヤーを設定できるようになったこと。この設定は、新しく追加されたレイヤープロパティ設定ウィンドウで行う。また、モーションガイドも複数のレイヤーで共有できるようになった。
パブリッシュ設定
新しく加えられたパブリッシュ設定。Flash 4が書き出す形式の設定をまとめてプリセットしておける。これまでAftershockで行っていたHTMLの書き出しや、Flash Playerで行ってきたプロジェクタ形式の書き出しも可能になった。
アクション
使用できるアクションが大幅に増え、if文や数式を含む高度なオーサリング環境になった。変数を扱えるようになったため、位置や大きさまで制御できるようになっただけでなく、ドラッグや複製さえもできてしまう。ActionScriptの夜明けは近くなった。その他
他にも新しく追加された機能があるよ。ライブラリのフォルダでしょ、テキストフィールドでしょ、線を塗りに変換、形状を拡張、ソフトエッジでしょ、変形インスペクタの数値指定でしょ、SWF書き出しにMP3サウンドが選べるようになったし、QuickTime4のFlashトラックに対応した。
逆にいらんもの増えたなーってのが「モーショントゥイーンを作成」ってやつ。勝手にシンボル化してトゥイーンになるのであとは終点を決めるだけ。簡単にしたかったらしいけど、簡単にしすぎ!
てことで、Flash 5が出てもFlash 4を使い続けた人はオレだけじゃないでしょう。
Flash 4のノベルティのライト。あと、Flash 4のロゴ入りTシャツも持ってるよー。
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