Filmmaker's Eye映画のシーンに学ぶ構図と撮影術:原則とその破り方 グスタボ・メルカード著(Bスプラウト訳) ボーンデジタル(ISBN: 978-4ー86246-213-8) 映像でストーリーを語るためのリファレンス。ストーリーテリング上、構図に意図を持たせることをイメージシステムと言うらしい。このイメージシステムを多くの映画の画面写真を引用して具体的に解説してる本。写真はカラーで、画角通りに掲載されてるのが重要。94作品の豊富なサンプルは見てるだけでも壮観で満足できる。ショットの意味はシーンから切り取られたショットを構成する要素に、引き出し線で詳しい説明が添えられててわかりやすい。冒頭には構図の原則も解説されてる。そして原則を破ることの意味も。
傑作から学ぶ映画技法完全レファレンス ジェレミー・ヴィンヤード&ホセ・クールス(吉田俊太郎訳) フィルムアート社(ISBN: 4-8459-0230-3) レイアウト、キャメラワーク、編集など、映像で用いられる技の数々が、1ページに1つずつストーリーボードで紹介されている。多くの映画のシーンを例に、写真ではなくストーリーボードで解説してる。これはホセ・クルースって人が描いた絵なんだけど、この人はストーリーボード・アーチストなんかな?とにかく、この本をぱらぱら見てると、絵コンテのヒントになるわけだ。