September 20, 2013
フリップブック革命
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逆にリアル本屋さんでフリップブックを見かけると、ついついパラパラしたくなっちゃうよね。やっぱフリップブックはさわってパラパラしてなんぼだし。
フリップブックは、パラパラするだけで読者がFPSを自由にコントロールできるアニメーションなのです。そんな子供でも楽しめるフリップブックは、ポップアップ絵本と同じく、電書じゃ再現不可能なので、このまま存続していくでしょう。でも、現在の仕様には問題があると思うんです。
ありがちなフリップブック
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もうひとつの不満はサイズがみんなちっさいこと。これはサイズがおっきくなると、もっとパラパラしにくくなるのでフリップブックはちっさいのばっかだ。この仕様、誰が決めたんだ?
動画用紙
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パラパラと言えば、上の図でしょ。これはアニメ業界で日常的に見られる作業。アニメーターや演出ならみーんなやってる、原画や動画の動きの確認作業。若い番号から上に重ねていった動画用紙の束を揃えて、親指でめくってパラパラする。動きが見やすいし、様々なサイズにも対応できる技。これこそが理にかなったパラパラ方なのだ。もちろん、世界中のアニメ業界で伝統的に行われているので間違いない。
理想的なフリップブック
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フリップブックの歴史が変わる?
マイブリッジの糸I
山村浩二パルコ(ISBN: 4-8919-4909-0)
マイブリッジの糸II
山村浩二パルコ(ISBN: 4-8919-4910-4)
Posted by A.e.Suck at September 20, 2013 03:12 AM
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