March 08, 2012
気付きにくいバージョン間の違い
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Flash モーションタイポグラフィは、Flash CS3以上としたことで対象範囲が広かったので、バージョン間の違いに苦労しました。CS4からUIがガラッと一新されて、CS5から「フィルター」「フォルダー」「インスペクター」のように音引き式に変わったのはおなじみだけど、本を書く機会でもなければ気付きにくい些細な違いがあるんですよね。Flashがアドビになって以降、こっそり変更が増えたんじゃないかなー。でもヘルプにも各バージョンの違いまでは書かれてないので、紹介しておきます。
製品名
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アバウト画面で比べてみましょう。CS5から名前の表記が変わってますよ。これまですべて大文字だったのがキャピタルレター記法になってます。そしてバージョン名(CSx)とProfessionalが入れ替わってます。これにより、バージョンを省略して「Flash Pro」と呼べるようになりました。まあ、「Basic」のない今となってはわざわざ「Professional」なんかつけんでもええと思うけど。
グラフィックのオプション
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これは気付いてるFlash使いが多いかもしんない。グラフィックインスタンスの再生モードで、CS3まで「シングルフレーム」だったのが「単一フレーム」になってます。日本語訳が変わっただけで、意味は全く同じです。
シンボル変換
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シンボル変換ウィンドウはもっとも頻繁にアクセスするUIのひとつです。CS5からやや小さくなり、ボタン形状も変わりました。要素やレイウトがCS4までと同じなので意外と気付きにくいです。新規シンボルの作成ウィンドウも同じ様にちっさくなってますよ。
3D変換
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CS4の新機能「3D 変換ツール」は、CS5では早くも「3D 移動ツール」に変わっています。機能はまったく同じです。このツールはどう見ても「移動」の方がしっくりくるよねー。
レイヤーに配分
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文字を扱うとき、テキストフィールドを分解してレイヤーに配分することは多いですが、CS5からレイヤーの並び順が逆になります。これ、執筆時に見つかったんですが衝撃が走りましたよ。だって、CS4以前と同じ操作をしても結果がまったくの逆になるんだもん。なんで、並び順が逆になるかってーと、レイヤー配分は、アイテムの重なり順通りになるから。つまりテキストフィールドを分解したとき、重なり順が逆になってんだよね。先頭の文字が最上位でなく最下位になった。だからこの重なりでレイヤー配分すると先頭の文字が下位レイヤーになるわけだ。これは仕様変更。オレはCS4までのように、文字は上から順にレイヤー配分されたほうがわかりやすいと思うけど、プログラマーな人にはこの方がいいのかもしれません。まあ、こうなった以上、オレが慣れるしかないんだけどね。
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