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伏線のうまいお笑い映画なんだけど、舞台が暗い収容所なんで、明るい主人公浮きまくりで目障りなヤツになってる。真っ先に殺されるタイプ。捕虜仲間に刺さされないのが不思議。ガキに収容所がゲームだなどと吹き込んで騙し、それを真に受けるガキもバカすぎ。いくら何でも気付くって。通訳のシーンは笑えたけど。やたらファンタジーが入ってて、すべては史実を背景にした、いかにもオッサンが喜びそうなおとぎ話だから許される。ベニーニは「イタリアのウッディ・アレン」って言われてるよーだけど、どっちかってぇと「イタリアの三木のり平」。そのうち桃屋のCMに出るだろう。邦題、美しき哉!人生(笑) ▲TOPな〜んで、死んじゃってんのに、愛だとか家族の絆だとか教訓めいたことだらだらやってんのかねー。一家揃って死んじゃっちゃあよほど不幸な家族なだけじゃん。しかもクドクド生前ひきずって。でも、都合のいい天国なのはよいアイデア。TNGのケイコ・オブライエンまでいるし、楽しくていいけど。地獄もジェイコブズ・ラダーやブレインストームよりはわかりやすいけど、メカっぽい山海塾はヘン。ビジュアルはアカデミー賞とったVFXだから見応えあるけど、やっぱ、中川信夫の地獄みたいに、オニがいてさぁ、釜ゆでとか針山とか血の池とかそーゆーのないんだもん。それにしても、マックス・フォン・シドーにあの世で会えるとは、ヤバイね。制作費8,500万ドル。 ▲TOP
いいっすぅ〜。こんなロードムービー見たことない!こーゆー映画は殿しか撮れないでしょう!さすがだ〜。クソガキがちょっと山崎まさや(ジョーダンズ)似なのがいかにもクソガキっぽくていいし、からむおっさん連中もとってもいい。クソガキの肘を曲げない走りとか、菊次郎とガキの横位置歩きなんて時間を超越してる。笑いのモンタージュもよくできてるし(けっこー笑える)、情緒もたっぷり。昔、殿がオールナイトで話してたような世界も感じられる。弓屋の宇吉とかでてくるかと思った。 ▲TOP
みんな、こーゆー面白い映画観なきゃだめよー。なんでこんなにガラガラなのー(笑)お話的には黄金パターン、わかりやすくツボをおさえたプロット。S.コネリーのアウトランドがSF版真昼の決闘なら、こっちはSF版シェーンですわ。スピーディな導入部からラストまで十分楽しませてくれる。こんまいトコもよーできとるし、ビジュアルも凄いし。人間兵器K.ラッセルもまたいいね。最後まで通してくれるし。宿敵ジェイソン・スコット・リーも、ちょっと新崎人生入ってて、コワそうで強そうでいい。経年ワイプなんてすげーですよ。舞台が廃棄星ってのもいい。空母が捨ててあるんだもん。クズ山の大ロングショットもインパクトあるし、廃棄船がパラパラとゴミ捨ててるアオリもよい。上のVFXスタジオのリンクでメイキングをチェックすべし。制作費7,500万ドル。 ▲TOPみゆき座から隣に回ってハシゴ。タイタニック断ってまで監督する映画じゃないでしょ?>J.ブルーノ。7500万ドルもかけて。新しいモンがないじゃん。去年のザ・グリードにファースト・コンタクトのボーグを足しただけだもの。数々のネタやアイデアも見たことあるよーなんばっかし。制作費7,500万ドル。 ▲TOP小さな街の住人たちの話は元々好きなの。で、今回はそれが50年代のホームドラマが舞台ってんで、もう、すばらしすぎるプロット!ドラマの中で普遍だった設定が変化していく様子や成長していく登場人物たちなど、すべてがうまくはまってる。テーマも人間らしさ、本や絵の尊さを軸に見事な構成。絵描きが母さんのモノクロファンデーションを落とすシーン、桜吹雪の中を走るモノクロの車、読書に耽る遊び盛りの娘、壁一面に徹夜で描きあげた風刺画、初めて街に降る雨など、思わず涙が出ちゃうモノクロとカラーの混在する美しいシーン盛りだくさん!で感動的。ラストなんて外に出れば総天然色!デジタル時代のフランク・キャプラって感じ!制作費7,500万ドル。制作費4,000万ドル。 ▲TOP
冒頭、ノワールっぽい出だしはよかったんだが、そこまで。プロフェッショナル集団のチームワークによるミッション・クリアものを期待したんだけど、そうでなかった。メンバーの個性的な活躍どころか、デ・ニーロ1人がズバぬけてオールマイティなんで、あとは添え物って感じ。ターゲットのケースってのも中身がわかんないんじゃ緊迫感もないよ。肝心なものが見えてこないから眠くなります。今時カーチェイスが見せ場ってのも寂しい。フランケンハイマーも年老いたか。制作費5,500万ドル。 ▲TOP久々のハシゴ。ヴァンパイアもんは面白い。で、これは怪傑ズバットですわ。圧倒的に楽しいけど、尺がちょっと長めかな。笑っちゃうくらいのカッチョよさ!ヴァンパイア・ハンターW.スナイプスの動きキビキビで、ハデハデ銃撃戦&カンフー・アクション&キメポーズ!チャンバラだってやっちゃう!JAC+大野剣友会って感じ。イフェクツもなかなかがんばってます。ヴァンパイアの崩壊やら、頭蓋破裂、口からガイコツが飛び出すやら…映像的にはコマ落としを多用したスピーディーなもの。C.クリストファーソンはさっきペイバックにも出てたとこじゃん!また殺されてるけど。ハンター側のアジトがちょっと無防備すぎるよ。制作費4,500万ドル。 ▲TOP
Episode1の予告を、やっと最良な状態(フルスクリーン&SRD)で観れた。もー感動しましたよ。さて、本編。M.ギブ演じるマーティン・リーサル・リッグスは警官だし、シリーズを重ねるごとにますます一線を越えられなくなった。泥棒(=悪党)にすることで、この足枷を取り払った途端、マカロニ・ウエスタンになった!盗みの分け前7万ドル奪回ために下っ端から街のボスまで皆殺し、組織をも壊滅させる。まさに「一握りのドルのために」残酷な拷問、ボロボロに破壊される主人公、復讐、銃撃戦、爆薬、悪徳警官、無味乾燥な街、アオリの多用。現代版ジャンゴってとこかな。女王様が隠し味!制作費5,000万ドル。 ▲TOP
コロンビア映画75周年ってことで、自由の女神をつなげたスタンダードの記念クリップが巻頭に入る。これが実にいい出来。さて本編だが、米国じゃR指定なのに、日本はPG-12!甘いなあ。これ社会構造と人間の欲とモラルを描いていて、過激な内容だ。N.ケイジを刑事でなく探偵にしてるし地下組織を介在させてなくて、作りも慎重。NYとLAを行ったり来たり忙しいけど、深みにはまっていく過程もいい。脚本がse7enのライターってことだけど、こっちの方がエグくてヘビー。イマジナリフォーセスのタイトルは控えめ。少女が惨殺されるフィルムを観ながらオナニーする金持ちもいるからマーケットも実在するわけだし、アンダーグラウンドな世界は怖いよぉ。最後の手紙で少し救われたかな。制作費4,000万ドル。 ▲TOP
なかなかノリのよい映画。気楽に観てられるんだけど、デジタル合成がうシーンにフィットしてなくて気になる。テンポよく見せられたけど、結局はスケールの小さな話なのがいい。ストーリーのタテ糸に「キングコング2」のビデオをからませたのは面白い。コメディなんだけど、むやみに人を殺しすぎなんじゃねぇの?制作費1,300万ドル。 ▲TOP
期待してたGoods関連が売り切れててがっかり。通算9作目、劇場用TNGとしては、3作目だがストーリー的には一番面白い。まぁ、これまでは期待値が高かったから。TVのブリッジ・エピソード並だけど、よく出来たエピソード。字幕はなんと木原たけし!艦隊の誓い(プライムディレクティブ)と惑星住民移住をからめた話はTVでもあったけど、ホロデッキがホロシップにグレードアップ。今回から船はオールCGIってことだけど、これがまたよーできてます。エンタープライズEがソーナのバトルシップとすれ違いざまフェーザー2撃ぶちこみカットなんてゾクゾクした。ライカーも楽しそう!ウォーフがDS9から戻ってきてるのにディアナはライカーと混浴剃毛?あと、ピカードのロマンス!おかげでビバリーは控えめでしたな。制作費7,000万ドル。 ▲TOP
スパニッシュ・プリズナーが終わって、一旦ロビーから出る。レイトショーの列のイチバン後ろに並ぶ。引き続きグロリアを観るためだ。上のリンクは5月に全米公開されるシドニー・ルメット監督のリメイク版だけど、今回は、ジーナ+カサヴェテスのオリジナル版をニュープリントでリヴァイバル。カサヴェテス10周忌だから?昔観たときはけっこー鮮烈な印象があったんだけど、今はそれほどでもなくなっちゃってる。慣れちゃったかね。でも強くてコワ〜イオバサン、グロリアのキャラクターは今も強烈。特に最初に仲間に発砲したアトのリアクションなんて、ジーナ・ローランズだからこそ。存在感あるよなぁ。 ▲TOP
S.マーチンがいかにも怪しく詐欺師を好演。シナリオは気を利かせすぎな一方でおざなりな部分もあるし、カナメとなるプロット自体新しくないんで、イマイチ。騙された〜って爽快感もねぇしね。そりゃーね、スティングやユージュアル・サスペクツは越えられないけど、やたら日本人を意識してんのも変だし。主人公がお人好しなのはいいとして、ちょっとマヌケすぎ。早く気づけよ。つまんなくはないけど、ビデオでいいよなー。 ▲TOP
一見社会派スリラー、実はハイテクお笑い情報バラエティー。CIAをも凌ぐ規模のNSAすごすぎ。だからお笑いになっちまう。今のテクノロジーはNSAが20年前に使ってたレベルだそうです。「ブルーサンダー」を超進化させたテーマ。政府に監視される恐怖ったって、これなら監視大歓迎!人1人追跡すんのに、ここまでしなきゃなんないの?衛星まで使って、ぎゃはは!後半はエンド・オブ・バイオレンスで監視やってたG.バーン(本物)と、盗聴と言えばこの人、カンバセーション…盗聴のG.ハックマン(本物)が出てきて、ますますバラエティのノリになってる。ラストは爆笑コメディだし。あと、カット内コマ落としと、カット繋ぎのSE、うるさすぎ(笑)遊びすぎだよ、トニー・スコット。ま、彼らしいけどね。制作費9,000万ドル。 ▲TOP
ロングショットがイイ!風にゆらめく草に覆われた高地。中隊の列。さらに、草むらを進む中隊を追うステディカムの映像もまたいい!おっと、そこまで。観光地じゃなく、戦場なんだった。小学生の時見たガダルカナルのドキュメンタリーはこ〜んなキレイじゃなかったね。んな美しい自然の中で米兵は詩人になっちまって、狂気も何もない。甘すぎます。こんな呑気な戦場があるかよ〜これじゃ、みんな戦争に行きたくなっちゃうよぉ。日本兵もヘン!しかも尺が長すぎるし、プラトゥーンものでオールスターキャストじゃ意味ないでしょ。T.マリックってだけで過大評価しすぎなんじゃないの?この題材は日本側から描いた方が圧倒的に有効なハズなのだ。まぁ、絵のキレイな戦争映画っつーのも珍しいけどね。制作費5,200万ドル。 ▲TOP
ピカデリー2館内改装してて、椅子がドリンク・ホルダー付きのバケットになってた。映画は日本先行公開のスリラー。ヘンな邦題ついてるけど、怪しいお向かいさんを探るハナシ。探るのはJ.ブリッジスで、怪しいのはT.ロビンスの方。主人公の説明に時間を割くんで、シナリオが緩慢でテンポが悪いように見えるけど、これが罠だった!ブリッジスもろともハメられるぞぉ。疑惑の影系の映画なんだけど大きな含みがあって、しかも探っていくうちに自分がその中心にいるというスタイル。プロットもいいし、後味の悪いオチもいい。設定もいいとこ突いてる。でもイチバン怪しいのはこの映画自体。まんまとのせられた感じで爽快感はない。もったいない。YaHooの使い方もオカシイよ。制作費3,500万ドル。 ▲TOP
ジョン・フォードが製作したRKOの猿人ジョー・ヤングのリメイク。オリジナルはストップモーションアニメの古典だが、今回はどこで見つけてきたか、本物の巨大ゴリラが出演と思ったら、ゴリラと言えばこの人、リック・ベイカーによるエイプスーツ!ちゃんと、コ汚いからリアルだ。さらにCGの出来もよくって(RKOのロゴまでCGになってやんの)、見分けつかない。観客がジョーを受け入れるかどうかがポイントだけど、現在考え得る最高のスタッフだけに、大成功!とても作りモノには見えず、あっさりジョーに感情移入できてしまう。だからもう、かわいそうでかわいそうで、見てられないよ。展開がわかってても、わぁっ!って、なっちゃう。クライマックスなんて、もうたまんないっす!「立つんだジョー!」って叫びたくなる。ヒロインもよいが、こーゆー映画にビル・パクストンはずせないね。ハリーハウゼンも出てた!制作費4,900万ドル。 ▲TOP
なぜか全米未公開のカナダ映画。なぜか超豪華キャストによる寒いコメディ。なぜか400円もするプログラムは観音開きのペラ。その中身もアメリカ映画だの、ハリウッドだの、クライム・アクションだのワケわからんことが…観る前のイメージはミラ・ソルヴィーノ主演のアクション映画だったが、実際はマーロン・ブランド主演の貴重なコメディで、共演チャーリー・シーンってのも頷ける。ミラはちょっとだったのね…しっかし、さすがGAGA!よく見つけてきたなぁ。買い付けちゃうのも凄い。スプラッシュの添え物用にゃ、もったいないぜ。ブランドはイカレた刑務所長なんだが、いかにも楽しそうでよい。公式サイト?んなものはナイ。制作費3,000万ドル。 ▲TOP
泣いてしまうほどめっちゃいい映画。キュートで優しく神秘的、ちょっとピクニック・at・ハンギングロックを思い出す。コナン・ドイルとマジシャンのフーディーニ、実在の人物と妖精を取り巻く様々なタイプの人物を配して巧みに構成された脚本と、美しくきめ細かで気品のある演出をした監督の感性は素晴らしい。さらに驚くべきことは2つある。一見ファンタジーかと思うけど、これが第一次大戦下の実話だということ。副題にも、"A True Story"とある!そして、本物の妖精の皆さんが多数出演していること。J.ロバーツのティンクと違って、ホンモノだけにリアリティ抜群!しかも妖精の1人はキャメラで空撮も担当しているらしく、見事で貴重なショットを提供している。妖精と一緒に森を飛んでいるように見える、映画史上初のフェアリー・アイだ。P.オトゥールやH.カイテルらにもヒケをとらない、主役の2人の女の子の演技と、いかにも妖精がいそうな美しい森のおかげで、説得力があるドラマチックな作品になってる。写真の果たす意義、成長するということ、信じるということを深く考えさせられる名作だ。M.ギブソン、オイシイっす。 ▲TOP
ストーリー、キャラクター、動きともアニメーション映画として間違いなく最高水準。すげーすげーすげー!わしゃーこーゆーのに弱いので、うるうるしっぱなしで、手放しで大喜びだぁ!導入のキャメラの入り方は見事で、ものの2〜3分ですんなり虫たちの世界に入れる。周りの客も虫にしか見えない。キャラがけろっ子デメタンみたいだけど、彼らの芝居はめっちゃすばらしく、完璧。主要キャラが多いのに、それぞれキャラがよくできてるんで感情移入しやすい。だから、ブルーパーも作りたくなっちゃうよね。七人の侍が虫の世界にこんなにハマルとは!プリンセスが悩みを抱えてて、成長物語にもなってるのも感動的。動きがめちゃくちゃ愛くるしいドットがお気に入り。あと、常に震えてる長老も注目。プログラムの見開き、全キャストの集合写真も壮観!US版より2分短いのがちょっと気になる。制作費4,500万ドル。 ▲TOP
ステディカムによる13分に及ぶキモチいい〜1カットから始まる。でもこれ、2つのショットをつないでますな。見ればわかる。てなわけで、さぁさぁデ・パルマ・ワールドへいらっしゃ〜い!いやぁ〜、やってくれたね羅生門!同一時間帯における各人物の見た目に加えて、真実を捉えるビデオカメラのビュー、真俯瞰ピーピング・ビュー、P.O.Vなど様々な「目撃」のバリエーションで楽しませてくれるのだー。もちろん、変速スローやスプリットなどお馴染みテクも織り交ぜ、エンドクレジットが終わっても客の目はクギ付け。尺は短いが、密度は濃いです。N.ケイジはワイルド・アット・ハートのセイラーがそのまんま刑事になったみたいなノリだ。制作費7,300万ドル。 ▲TOP
つまんねぇ〜。おねーちゃんたちの学芸会につきあってると眠くなっちまう。前作の時も書いたが、ガメラは前々作で終わってたな。ホンがつまんない上、期待の特撮は、安易な合成とチープなデジタルイフェクトにローテクの限界を感じた。手前・中景・奥の平面レイヤーな画面構成と、ドアオリに特化した構図、説得力のないロングショットにはがっかり。何じゃ、あのギャオスの群れの飛び方は…渡り鳥じゃねーっつーの。むしろ、ノーマルなシーンにこそ意欲が見える。怪獣災害を描いた前々作、自衛隊攻防戦を描いた前作と比べると、清川虹子以外に見所のない3作目だった。 ▲TOP
期待しないで観に行ったら、楽しめちゃった。これまで刑事もんでは、白人+白人、白人+黒人、白人+宇宙人なんかがあったけど、黒人+アジア人ってのは珍しいとりあわせ。両者のキャラクターの個性と文化的差の見せ方も面白い。27歳の監督は、ジャッキー・チェン出演のハリウッド映画としてはやっとまともな作品に仕上げてる。C.タッカーとのバランスがいいし、無駄に大袈裟なアクションがないのもいい。尺も適度で、気分転換にはいい映画。制作費3,500万ドル。 ▲TOP
二転三転四転五転…めまぐるしいプロットの展開がユカイで、一歩間違えば、コントになっちゃうギリギリの線。それでも府に落ちないところがいくつかあったんだが…本編で伏せてあったシーンがエンドタイトルに挿入されるという気の配りよう。これでツジツマが実に合ってくる。主要キャラクターにはすべて表と裏があるのがポイント。M.ディロンはピッタリだし、暗そうなセクシー姉ちゃん系の二人もいい。スクリームのN.キャンベルの妖艶さ、トルーパーズのD.リチャーズの過激に大サービス!刑事とゆーより、バスの運転手にしか見えないK.ベーコンもポコチン見せちゃうし!おいおい。B.マーレーの弁護士も怪しいゾ!制作費2,000万ドル。 ▲TOP
公開は延びに延び、劇場は二転三転して松竹系から東映系に。しかも小さなスクリーンでDigitalSoundもなく、カーペンター映画では過去最悪の扱い。米国では相変わらずのロー・バジェットで高収益をあげてんのに。デビュー作ダークスター('74)からず〜っと追って来ただけに、哀しいやね。前作もまさかの打ち切りで前売り券スっちまったし。今回はカーペンターとしては珍しく、スラッシャー描写ふんだんだけど、西部劇のテイストとカッコイイアクションの快作だ。ワイヤーを使ったヴァンパイア退治の方法も斬新でよい。J.ウッズも渋いけど、ヴァンパイア・ヴァレクがイイ!飛ぶとこなんて、特にね。制作費2,000万ドル。 ▲TOP
50過ぎても作品のスタイルを変えない男、ジョー・ダンテの相変わらずのマニアックさが嬉しい作品。フランケンシュタインの花嫁や、パットン大戦車軍団(しかもゴールドスミスの音楽!)の引用に驚くなかれ。コマンド・エリートの声は単なる豪華キャストでな〜い!R.アルドリッチの傑作戦争アクション、特攻大作戦でのL.マービンの部下たち再結集なのだ!ブロンソンがいないのは残念!実写部分には、常連ディック・ミラーも出演、ダンテ・ムービーのエッセンスがちりばめられている。パペットマスターを思わせるが、ホラー系にしなかったのが功を奏した。フィギュアたちがマジメに芝居してるのがまたいい。ネコとのカラミや、キャメラワークなど、撮影はかなり大変だったはず。制作費4,000万ドル。 ▲TOP | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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