December 29, 2001
シュレック
2001, 91min. 日劇プラザ(Dolby Digital) ★★★★★
面白かった~!いっぱい笑った!そして泣けた!カッツェンバーグの方針だろうけど、今回は一層PDIの持ち味でもあるアンチ・ディズニー精神が活かされてる。ギャグも残酷系、身障者系でよい!特にフィオナ救出以降のドラマは胸打たれる。芝居のさせ方も巧く、キャラクター・アニメーションの神髄って感じ。感情豊かなシュレックはもちろん魅力一杯だけど、フィオナ姫のキャラクターは秀逸!だって本来の姿もやっぱりフィオナ姫なんだもん!外見は醜くても素敵だと気付かされる。登場キャラたちの対比も絶妙。「カリ城」の風味もあるが、機械が出てこんのがいい。製作費6000万ドル、PDIがんばった!続編も期待したーい。
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December 25, 2001
スパイ・ゲーム
2001, 128min. 日本劇場(Dolby Digital) ★★★
タイトルはお気に入りのyU+Co.、冒頭から緊迫度120%、トニー絶好調、飛ばすぜ!キャメラぎゅんぎゅん!壮大なストーリーをアクションとかけひきをバランスよく配列した構成は見事で、まったく飽きさせない。情無用のミュアーと感情豊かなビショップ、袂を分かちながらもつながるタフな男のシビアなドラマ。常に静と動の対比ですな。気持ちの通い方もシブイ。ブラピもよいが、レッドフォードがこーゆー役やるとはなあ。特にベイルートのエピソードはスリル満点!見せ場たっぷり、製作費9200万ドル。
→imdb、日本語サイト
スパイキッズ
2001, 88min. 丸の内ピカデリー2(Dolby Digital) ★★★★
波瀾万丈、危機また危機、気分壮快爆笑SFスパイ活劇!さーすがロドリゲス、面白~い!ゲラゲラ笑えるし、メカや仕掛けもカッコいいし、楽しませることではサービス満点。夢と願望が展開する。スパイの両親も感が鈍ってておかしいし、武闘派の姉とバカな弟のコンビも最高。ロドリゲスには欠かせないダニー・トレホやチーチも笑わせてくれるし、「ギャラクエ」のチェン中佐もいい味!親指ロボでマヌケなのがいて、楽しいことずくめ。DVDも買うぞ!製作費3500万ドル、続編も楽しみ!G.クルーニーの出番が増えるとええなあ。
→imdb、日本語サイト
December 23, 2001
ハリー・ポッターと賢者の石
2001, 152min. パンテオン(Dolby Digital) ★
製作費12500万ドルもかけた魔法映画だけあって、催眠効果満点。メインストーリーがないので、ソーサリー映画好きでも眠りに落ちる。長すぎる上、つまらなさすぎ。魔法学校と言うより、ふくろう博士の家庭教師センター。こんな学校必要か?X-メンのミュータント学校の方が説得力あった。理由も説明もなく、うやむやだらけ謎だらけ。いきあたりばったりの展開。そもそもこの映画での魔法のあり方がなってない。魔法が必要な世界観じゃないから、光と闇の葛藤がない。賢者の石も添え物で意味もない。勉強家のハーマイオニーちゃんに萌えるのが救い。
→imdb、日本語サイト
アトランティス 失われた帝国
2001, 95min. 渋谷東急2(Dolby Digital) ★
ホントにディズニー?演出はお気に入りのコンビなんだが、近年希にみる駄作。オリジナルはだめだねえ。キャラに統一感も魅力もないし、ストーリーも陳腐。アトランティス文明を、科学でなく神秘のパワーにしちまった時点で問題外。全然リアリティのない、お決まりのクリスタルパワー。こうなると何でもありだからなー。どうでもいい人が大勢死ぬ。ラストの巨人ロボ以外いいモンまったくナシ。珍しくシネスコ、製作費9000万ドル。
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December 20, 2001
メメント
2000, 113min. シネクイント(Dolby Digital) ★★★
何なんだーこの映画は~!こーゆー文法は初めて見たぞ。1つの箱は倒置法で語られ、しかも箱は時間を遡って配置されている!現金に体を張れは人物達の視点で構成されてるけど、この場合主人公の記憶だ。観る側も記憶を手繰ることになるが、こんがらがることはない。結末にユージュアル・サスペクツみたいに種明かしはなく、誰を信じるかで見方が変わる。まさに映像マジック。頭悪いとついていけないかも。主人公レナードの奥さんは「ER」のドイル先生だ!製作費わずか500万ドル。
→imdb、日本語サイト
December 18, 2001
ムーラン・ルージュ
2001, 128min. 日比谷映画(Dolby Digital) ★★★★
アメリつながりで。モンマルトル上空を自在に浮遊するキャメラが素晴らしいね。ロングからのフォーカスの仕方なんて気持ちいい。編集は全編予告編か!ってくらい激しいカット割で尋常じゃないテンポ。とにかく凄い。既成曲のアレンジによる引用も見事。YOUR SONGなんて泣けちゃった。そしてクリスチャンとサティンが像の屋上で歌うシーンも素敵。月まで歌ってる!話に新鮮さはないけど、映像と美術に目が踊る。ここまで徹底して製作費5250万ドル。サントラとDVDは買い!
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December 11, 2001
ブレス・ザ・チャイルド
2000, 107min. 渋谷東急3(Dolby Digital) ★★★★
良質正統派恐怖映画。逆オーメンな話ですごーく面白い。悪夢のイメージに対して、救うってイメージもちりばめてあって、うるうるくる。地下鉄のドアを傘で開けてくれたり、車から助けてくれたり、シスター達祈ったり、神様来ちゃうし!そしてラストの振り向き、バックに鳩。キャスト充実、K.ベイシンガーがんばるし、女の子はそれっぽくてよい!そして、出てたんだC.リッチ、オイシイ〜。ダークシティのR.シーウェルの教祖は強烈だし、I.ホルム付。さすがはC.ラッセル!現代オカルトの神髄を堪能できたよ。製作費4000万ドル。続編あってもいいな。
→imdb、日本語サイト
December 07, 2001
アメリ
楽しい。こんなに笑えるとは!開巻から見事なつかみ!たちまち映画に魅了されてしまう。ジュネのアイデアの宝庫。贅沢に挿入された挿話。ちょっとしたフラッシュインサートもしっかり映像で見せる。心地よくチャーミングな音楽、絵のように美しいモンマルトルの街並み、個性的なキャラたち、アメリのオヤジ、世界を旅する小人、八百屋のあんちゃん、画家のガラス男、ハゲの修理屋。でも主人公アメリはいかにも陰湿でイジワルっぽいので好かん。綿密で計算高い確信犯だし、自立しちゃった内気さって、怖い。アメリに嫌われたら大変だ。制作費7700万フラン!
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December 04, 2001
オー・ブラザー!
2001, 121min. シネセゾン渋谷(Dolby Digital) ★★★★★
最高!笑った〜泣けた〜!勿論、下はぐっしょりだぜ、兄弟!30年代南部の大衆文化がコーエン流にフィーチャされたロードムービーの傑作!カントリー版ブルース・ブラザース!コーエン・キャラ絶好調。特にタトゥーロ、相変わらずスゴイ!牛も印象的。画調もキャラクターも秀逸だが、枝分かれしていく物語が、再び収束していく構成に感激。すべてが伏線になってて、それぞれにオチがついてる。その組み立ては尋常じゃない。そして音楽!帰りにサントラ買っちゃった。DVDも早く欲しいぞ!制作費2600万ドル!
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December 01, 2001
ロードキラー
2001, 97min. ニュー東宝シネマ(Dolby Digital) ★★★★
北米でNo1になっただけあって、面白い。激突!と似たプロットだけど、バカ兄弟は戦おうとせず、怯えて逃げ回り、イジメられまくり。兄貴が「マジ怖えーぜ」って言うけど、そのシチュエーションへの展開はうまい。ラストのオチもお約束でオッケー。さすがはA.ミルチャンのリージェンシー、ハズレは少ない。主役の3人はJ.クルーニー、K.ラッセル、L.ダーンに置き換えて観ると面白い。製作費2300万ドル、お買い得。結局犯人は明かされない。続編きぼ〜ん。
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November 20, 2001
エボリューション
2001, 103min. 日劇プラザ(Dolby Digital) ★★★
楽しいし、笑えるけど、ギャグにしなくても怪獣映画でいいんじゃないのかなあ。クリーチャーが強そうじゃないんだもん。ブルドッグみたいなクリーチャーはいいけど出番少なすぎ。ラプトルに羽が生えたようなやつはカッコよかった!さすがフィル・ティペット!最後のばかでかいヤツは大迫力だった。ハシゴ車で突撃もよかった。ウルトラ警備隊のリアル版って感じ。続編は希望しとこう。製作費8000万ドル。
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November 10, 2001
ソードフィッシュ
2001, 99min. パンテオン(Dolby Digital) ★★★★
ビンセント・ベガにX-メンから良きパパなウルバリンと峰不二子なストーム、トラフィックなD.チードルに激シブのS.シェパード、G.リッチー組の骨太V.ジョーンズとキャストが豪華。タランティーノ風の冒頭から渋い。狼たちの午後を語るトラボルタからキャメラ引くと納得!そして衝撃の30秒!このカットだけでも見る価値あり。この30秒を境にして映画はガラっと変わる。前半はキャメラ低めでスリリング、H.ジャックマンがワーム作るシーンなんていい!H.ベリーはサービス満点だし。後半はハデな大アクションに展開。特にヘリとバスを使ったシーンは壮絶。強奪した98億ドルの使い道はテロ壊滅ときたもんだ!さすがシルバー印の製作費8000万ドル。
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November 02, 2001
クローン
2001, 102min. 丸の内ピカデリー2(Dolby Digital) ★★
ディックが原作やし、G.シニーズ主演だし、そそられた。異星と戦時下ってゆースケールでかい設定だけど、誰が複製か気になるBテイストなありがち作品。でもビジュアルFXはエライ凝ってて、見応え十分。ガタカも入っとるし。途中でネタバレと思わせて、ラストはちょっと意外とゆーか、そう来たか!って感じ。親友を演じたトニー・シャルホウブは3年前に「Imposters」って映画にも出てる。
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October 19, 2001
ラッシュアワー2
2001, 90min. 丸の内パンテオン(Dolby Digital) ★★
1作目は面白かったんだがなあ。文化のギャップが埋められた以上、面白さ半減。コンビのバランスがとれすぎちゃうとかえって辛い。ニセ札ネタもなんか古くさいし、ストーリーもいきあたりばったり。チャン・ツィイーが冷酷な悪役ってのも無理すぎ。尺が適度なんで、退屈することはないけど。製作費9000万ドルをかけたのは見かけだけですな。
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October 06, 2001
トゥームレイダー
2001, 101min. 渋東シネタワー4(Dolby Digital) ★★
たいそーな話の割に、見せ方が貧相でちゃちく感じる。なんでこー、歯切れ悪いかなー。派手さがないのは、爆発がないから。肝心のA.ジョリー、カッコつけすぎでキャラに人間的リアリティがない。アンドロイドみてーだ。敵が手強くないからピンチもない。アシュラマンの動きもよくないし、やっつけかたもミエミエ。ロボットとのトレーニングは何か役にたつのか?カッコイイのはバイクでジャンプしながらTMPを撃つとこくらいかな。製作費8000万ドル。
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September 30, 2001
スコア
2001, 122min. 日比谷映画(Dolby Digital) ★★★
デ・ニーロとブランド、ビトー・コルレオーネを演じた2人が共演の泥棒映画。典型的な話なんで、新しさはないけどエントラップメントよりは全然面白い。ミッションものとしては大ピンチもなく軽いな。デ・ニーロとE.ノートンのチームワークと駆け引きがポイントなんだが弱い。未来世紀ブラジルの水道屋が蘇るデ・ニーロの仕事ぶりは見応えある。H.ショアの音楽もカッコイイ。製作費6800万ドル。
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ブロウ
2001, 123min. 日比谷スカラ座2(Dolby Digital) ★★★★
製作費3000万ドルながら、テンポもよくてよいドラマ。語りの端折り方が絶品。冒頭、コロンビアでのコカイン栽培からアメリカで売られるまでをタイトルバックで描いちゃう凄さ。父親のR.リオッタがめちゃくちゃいい!まじめだが弱いお父さん。主人公の父との関係は、娘との関係で繰り返されるのがいい。見事な二重構造。J.デップの70年代風はピッタリ。娘の面会は泣けた。
→imdb、日本語サイト
September 06, 2001
ビヨンド・ザ・マット
1999, 103min. シネマライズBF(Dolby Digital) ★★★★★
危険な仕事に挑む男と、無事を願いつつ見守る家族。ライトスタッフに通ずるものを感じたが、ドキュメンタリーなんで生々しい。しかも体を張ったエンターテインメント、プロレスだ。テリーもミックも実際ズタズタにされる。熱狂する観客とは逆に「もうやめて!見ていられない」と泣き叫ぶ。映画のクライマックス、ロイヤルランブル'99での「アイ・クイット・マッチ」は当時TVで見てたが、ミックの奥さんと子供がどんな気持ちだったかなんて考えもしなかった。後日撮影したビデオで子供が泣いたのを知ってミックは「父親失格だ」と言う。DDTの開発者として知られるJ.ロバーツのエピソードは強烈だ。ヤクに溺れスターから落ちぶれてドサ周りの日々。修復不可能な人生。聞くも涙語るも涙、あのジェイクが泣くなんて!レスラーという職業、栄光の代償は大きい。製作はR.ハワード。プロレス知らなくても魅了されるはず。
→imdb、日本語サイト
August 19, 2001
シャドウ・オブ・バンパイア
古典中の古典、ノスフェラトゥのメイキング映画。ただし吸血鬼役はホンモノさん!ってことで当時の撮影風景は忠実に再現しているものの、ゴッド・アンド・モンスターみたいな人間ドラマでなく、コミカル路線。吸血鬼役W.デフォーの怪演ぶりが超オイシイ!K.キンスキーといい勝負かも。さすがのマルコビッチも引く引く(笑)女優の血欲しさに監督のゆーこと聞いたり、我慢したり、哀愁たっぷりで笑える。しかもあのメイクだし。ウド・キアまで出てる!製作はN.ケイジ、製作費800万ドル。
→imdb
ドリヴン
1999, 117min. 渋谷東急(Dolby Digital) ★★★★
予想外の面白さだった。レースに興味なくても楽しめるコミック感覚。展示マシンで一般道チェイス、超ウルトラクラッシュ、メタノールで大爆発、現実にはありえないことを見せてくれるから映画なのだ。B.レイノルズはF.ウィリアムズばりに車椅子の闘将ぶり。スライは控えめ、ヒロインはプールでシンクロ披露のサービスぶり(笑)。河合奈保子の「けんかをやめて」みたいな、ドラマ部分のチープな楽しさ。反面、レースシーンはド迫力!ハイスピードでかなりいい出来!観ていてのけぞっちゃうショット多数。日本のシーンも必見、アレジも発見。製作費7200万ドル、よく作ったよ。→imdb、日本語サイト、VFXメイキング
August 18, 2001
DENGEKI/電撃
2001, 101min. 渋谷東急3(Dolby Digital) ★★★
海外未公開の沈黙のテロリストより100倍面白い!冒頭からおっさんアクション炸裂、一生懸命さが裏目に出るダメ刑事セガールが名誉挽回の大活躍!ドンパチ、カーチェイス、バトル、チャンバラと、刑事アクション映画の要素はしっかり盛り込んで交通整理、セラピーのオマケ付き。ダーティーハリー2とキイ・ハンターを足したような痛快さ。ヘリ、バイク、ディアブロ、トップレス、Vz61など連射系ハンドガン、など、オイシイもの続々!IT長者、汚職警官、女署長、番組司会者など登場人物も豊かで、対立構造もいい出来。エンディングの下ネタトーク歓迎。製作費3300万ドル。続編求む!
→imdb、日本語サイト
August 12, 2001
千と千尋の神隠し
2001, 125min. 日比谷スカラ座1(DLP) ★★★
冒頭からいい感じ。初めて釜爺に会いに行くシーン、オニギリを食べる横位置、追われるハク龍、ハクの名前を思い出すシーンなど、いいシーンは山ほどある。千の一生懸命な姿はよく描けているし、大量のキャラの扱いもいいし、作画レベルも高い!DVD出たら買うかも。冒険活劇を期待しとったわけじゃないけど、話がいきあたりばったりで自然につながってかないし、目的への行動が緩い。尺が長い割に、大きな見せ場に乏しい。カオナシを捨ててでも、花束のカードや川の事故など伏線をキチンと見せてほしかった。もののけ<千<ラピュタってとこかな。→imdb
August 04, 2001
パール・ハーバー
2001, 183min. 丸の内ピカデリー1(Dolby Digital) ★★
ヒコーキ映画として楽しむ。キャメラがヒコーキと一緒に飛ぶんです!キャメラが爆弾や魚雷を追っかけます!スピットファイア対メッサーシュミット、ゼロ戦対P40の空中戦の緊迫感。真珠湾攻撃も予想以上の大迫力映像で臨場感たっぷり!トラトラトラ!や円谷英二を遙かに凌ぐ。製作費1億5275万ドルかけただけある!でも3時間は長すぎ、最後のアルマゲドンのパロディはしらけるので不要。ヒコーキ乗りのドラマはありきたりで不要。戦争映画としてはもうめちゃくちゃ、全貌がまったく描けていない。日本の描写はない方がよかった。お笑い映画。南雲中将と山本長官をごっちゃにしたようなマコ岩松は滑稽だし、D.エイクロイドまで出てるし。
→imdb、日本語サイト
July 31, 2001
レクイエム・フォー・ドリーム
2000, 102min. シネセゾン渋谷(Dolby Digital) ★★★★★
凄い!完全無欠!映像が精神に染みこんでくる映画。どう撮ってるんだ!どうつないでるんだ!2つのストーリー、4つの破滅。「お笑いウルトラクイズ」を彷彿させるスノーリカムをはじめ、撮影と編集のテクニックは壮絶。しかもたった450万ドルで作られたという事実。泣けた。素晴らしいエレン・バーンステインの名演技!特に幸福と苦悩が交錯しながらの息子への独白シーンは涙なくして見られない。そしてたたみかけるラストのモンタージュ、音楽!崩壊まっしぐら。ダーレン・アロノフスキーは超天才!映画が終わっても震えと涙が止まらんかった。
→imdb、日本語サイト
July 28, 2001
ジュラシックパーク3
2001, 93min. 日本劇場(Dolby Digital) ★★★
先行オールナイト。L.ダーンが出てるとは知らんかったので、嬉しかった。今回は短い尺で濃密、テンポもいい。危機また危機で退屈させない!もう大変!走れ走れ、逃げろ逃げろ!ホッとするシーンもある。Tレックスとスピノの戦いは大迫力!ローアングルのハンディなキャメラワークが凄い。ジョンストンはスピルバーグよりも残酷かなり控えめだが、主役を恐竜より人間に置いてるし、絶妙な仕上がり。やっぱ信頼できる監督。得意の飛ぶことへのこだわり健在。低空飛行の飛行機、プテラノドンから最後のヘリまでかっこいい!CGIごく自然にもエレメントとしてシーンにフィットしてる。技術より、映画的スリルが味わえる。見せ場としてのフカンのFollowなんかも見事。猿は同じ星3つでも2つに近いが、こちらは4つに近い。製作費9,300万ドル。
→imdb、日本語サイト
July 21, 2001
PLANET OF THE APES/猿の惑星
2001, 119min. 日本劇場(Dolby Digital) ★★
先行なので日劇で観ちゃった!監督がJ.キャメロンからT.バートンに変わったことで、メイクがS.ウィンストンからR.ベイカーになったのは吉。やっぱ猿と言えばベイカーですよ、会心の出来!でも監督はバートンでなくてもなあ。確かにビジュアルとコミカルな描写はバートン風なんだが、クセがなさすぎ。冒頭は伏線なんでしっかり見せるが、バートンぽくなくて意表をつかれる。。チャールトン・ヘストンがカメオで出てるが、声が納谷悟郎でないので、気付かんかった。やっぱマルセ太郎にベイカーのエイプメイクして出てほしかった。一番気になってたオチはインパクトが弱かったなー。製作費1億ドル。
→imdb、日本語サイト
July 19, 2001
ターミネーター2:3-D
J.キャメロンとデジタル・ドメインによる70mmの3D映画をついに観た!それも日本で!3D映像自体は珍しく感じないんだが、キャメロン・ワールド全開のパワフル映像に拍手喝采!お馴染みメカの数々に、T1000も登場!銃撃されるT800やスカイネット突撃ショットなんて涙モン!もっと観たい!
→imdb
July 15, 2001
ダンジョン&ドラゴン
2000, 107min. ニュー東宝シネマ(Dolby Digital) ★★★★
製作費3500万ドルながら、話もビジュアルも満足、面白すぎ!80年代の痛快SFX大作!って感じ。ソード&ソーサリーのオイシイところを網羅してて、この種ではトップレベルの出来。ドラゴンもCGIながら、ドラゴンスレイヤーのバーミスラックスに次ぐ出来。しかも大量ドラゴンの大空中戦の迫力!J.アイアンズ全開演技、リチャード「リフラフ」オブライエンもいいとこに出てる!久々にぐっとくる映画だった。
→imdb、日本語サイト