アニメーションの本 動く絵を描く基礎知識と作画の実際 アニメ6人の会(編著)合同出版(ISBN978-4-7726-0461-1) 私がプロになる前に独学した本。もちろん、プロになってからも重宝した。78年の初版で、もうボロボロになってる。作画の予備知識から、人の歩き・走り・ふりむきなどの基本、動物や自然現象まで実例が豊富。今でも増刷され、書店で見かけるほど必携本。
実践アニメーション(中級編)作画のプロテクニックからカメラワークまで 葛岡 博(著)合同出版(ISBN4-7726-0004-3) 著者はアニメーターから画家になった人。上の本が基本編なら、こちらは若手アニメーター向きの中級編。実用的なリミテッドアニメーションの手法を解説。アニメーションの実例やキャメラワークはタイムシート付き。レイアウトにも若干触れている。現在は「新・実践アニメーション」として改訂された。
「ホルス」の映像表現 高畑 勲(著)徳間書店(ISBN4-19-669514-0) 「太陽の王子・ホルスの大冒険」の監督自ら演出法を解説した文庫本。映画の文法、アニメーションの表現技法、作画など、豊富なキャプチャと共に具体的に示されている。これで定価¥380とはお得だ。当時の東映のエネルギーは凄まじい。