December 26, 2014
ベイマックス
2014, 102min. 新宿ピカデリー T3 ★★★★
Walt Disney Studios presents, a
Walt Disney Animation Studio film "Big Hero 6" music by Henry Jackman, based on Big Hero 6 Marvel Comics by Steven T. Seagle & Duncan Rouleau, screenplay by Jordan Roberts and Daniel Gerson & Robert L. Baird, directed by Don Hall & Chris Williams
元々「ベイマックス」には興味なかったんだけど、これが観たかった「Big Hero 6」だと知って、2D字幕で観た。マーベルのヒーローコミック「Big Hero 6」のアニメ映画化。セットアップはイマイチ乗れず。これが第2幕のカーチェイスから見応え満点、ヒーロー戦隊映画の盛り上がり。ディズニー製マーベル映画は「アナ雪」よりはるかにいい出来!ベイマックス2.0かっこええ!初フライトなんて、まさかの「さらば愛しきルパンよ」オマージュ。赤目で煙の中から現れるショットは鳥肌たった!ロケットパンチの使い方は目からウロコ!ヴィランの設定もうまい。4人の仲間もイイ!ゴー・ゴーのキレのあるアクション、ワサビのオトボケ、ハニー・レモンのリアリティ、フレッドのオタクっぷり。ヒロが憎むべきは火事の時「教授が中に!」って言ったヤツ。製作費1億6500万ドル。タイトルはラストに出るんだが、「Big Hero 6」でなく「Baymax」だった!
→imdb、予告、日本語サイト
愛犬とごちそう
2014, 6min. 新宿ピカデリー T3 ★★
ローアングルのキャメラワークと犬の芝居はイイんだけどお話があんだけ人間の食いもん食ってモンスター化するかと思ったら思ったより平凡な展開だった。ミートボール入りスパゲッティ食うのは「わんわん物語」だな。
→imdb、クリップ
December 10, 2014
ヘンゼルとグレーテル
1982, 35min. 森アーツセンターギャラリー ★★
Disney Channel presents, a Burton & Heinrichs, "Hansel and Gretel" Shia LaBeouf, Logan Lerman, Michael Peña, Jon Bernthal, Jason Isaacs, Scott Eastwood, music by John Costa, director of photography Victor Abdalov, written by Julie Hickson, directed by Tim Burton
ティム・バートンが24歳のときに作った11万6000ドルのTVムービー。低予算ながら楽しめた。ロングはミニチュア+人形アニメなの。継母&魔女役のマイケル・ヤマって「ヒドゥン」や「魔宮の伝説」に出てるんだー。パパ役のジム石田は東京生まれの日本人。
→imdb, 日本語サイト
December 01, 2014
フューリー
2014, 134min. 新宿バルト9 T2 ★★
Columbia Pictures presents W/
QED International &
LStar Capital, a
QED / Le Grisbi Production, a film by David Ayer Brad Pitt "Fury" Shia LaBeouf, Logan Lerman, Michael Peña, Jon Bernthal, Jason Isaacs, Scott Eastwood, music by Steven Price, director of photography Roman Vasyanov, written & directed by David Ayer VFX:
Hammerhead Productions,
Sony Pictures Imageworks,
Sony Pictures ColorWorks,
Look! Effects,
Mammal Studios,
Plowman Craven & Associates,
Zero VFX,
FBFX, Title:
Sam Sparks
リアルな戦車映画を期待したんだが、オーソドックスでクラシックなスタイルだった。「レッド・アフガン」や「バンド・オブ・ブラザーズ」の方が上。戦車小隊に配属された若いタイピストが戦争を体験してマシンに変貌するありがちな話。ブラピが隊長のドンだとバスターズみたい。戦車のメカニズムを見せないし、ブラスターみたいな弾道もやだ。十字路死守は戦車版「ブラックホーク・ダウン」だとよかったんだけど「戦場まんがシリーズ」の「鉄の墓標」。あの至近距離でパンツァーファウストはずすかね?SSのスナイパーでも仕留められないドン。十字路で半壊したフューリーのフカンは印象的。中盤で登場するタイガーIは、イギリスの戦車博物館で借りた本物のタイガー131。1輛だけだが、神々しいほどのモンスターぶりにちょっと感動。M4に負けるわけはないんだが。バジェットは6800万ドル、USはR指定。
→imdb、imfdb、予告、Fury Exhibition、日本語サイト
November 29, 2014
インターステラー
2014, 169min. 新宿ピカデリー T2 ★
Paramount &
Warner Bros. presents W/
Legendary Pictures, a Syncopy / Lynda Obst Production, a film by Christopher Nolan "Interstellar" Matthew McConaughey, Anne Hathaway, Jessica Chastain, Bill Irwin, Ellen Burstyn & Michael Caine, music by Hans Zimmer, director of photography Hoyte Van Hoytema FSF, NSC. written by Jonathan Nolan and Christopher Nolan, directed by Christopher Nolan VFX:
Digikore VFX,
Double Negative,
New Deal Studios
「2001年」+「コンタクト」+「惑星ソラリス」。敢えて古くさい映画を狙ったんだろう。新しいアイデアや演出や映像はないのに、相変わらずのノーラン節。マーフィーの法則もアポロフェイク説もモールスも今更な感じ。ゴーストの正体や好都合な「彼ら」もね。セットアップが長っ。しかも序盤で謎解きの予想がつくし、どうでもいい話が多い割に肝心な伏線が足りなくて展開が唐突すぎる。セリフによる説明は不可欠だが、肝心な部分はファンタジー。スピルバーグが監督する予定だった人類移住先探査の話に、ノーラン兄がやりたかった「DS9」の「父と子」のような話を合体しちゃった。曖昧な「彼ら」のタイムパラドックスはともかく、ノーランはSFメカの描写に疎い、というか愛着がない。それより科学的説明。でも「2001年」だって説明なんかしてないよ、映像から読み取れるようにできてる。ワームホール描写は正確だそうだが、その先と地球でやりとりする感覚はわからん。ブラックホールから5次元を経て生還したり、特異点データをモールスで送れるのもわからん。モノリスロボはだせえけど使えてる。物語構成はノーランいつものスタイルだが実はこうでしたってのが多すぎて「インセプション」よりつまらん。フィルムのIMAXで見ると凄いんだろうけどな。スピルバーグが監督する予定だったバージョンはもっとシンプルだったのに。バジェットは1億6500万ドル。エレン・バーステインとウィリアム・ディベインが嬉しい。
→imdb、予告、Timeline、Interstellar Black Hole、日本語サイト
October 21, 2014
エクスペンダブルズ3 ワールドミッション
2014, 126min. なかのZERO大ホール ★★
Lions Gate &
Millennium Films presents, a
Nu Image production, a film by Patrick Hughes, Sylvester Stallone, Jason Statham, ntonio Banderas, Jet Li, Wesley Snipes, Dolph Lundgren, Kelsey Grammer, Randy Couture, Terry Crews, W/Mel Gibson W/Harrison Ford & Arnold Schwarzenegger "The Expendables 3" music by Brian Tyler, director of photography Peter Menzies Jr. ACS, story by Sylvester Stallone, written by Sylvester Stallone and Creighton Rothenberger & Katrin Benedikt, directed by Patrick Hughes VFX:
Digikore VFX,
Ghost VFX,
Prime Focus Film,
Mirada,
Incessant Rain Studios,
Hammerhead Productions,
The Resistance VFX,
Worldwide FX, Title: Aaron Becker(
Filmograph)
アクションスターのチャンピオンカーニバル、3回目の開催。製作費は前作より200万ドル減の9000万ドルだけど、前作より面白い。ミッション1は護送されるドクの奪還。重武装列車をヘリで急襲、大迫力!ミッション2は武器商人の捕獲。これが失敗してバーニーは古参メンバーをあっさり切る。新メンバー集めてミッション3は元エクスペンダブルズのストーンバンクス(ギブソン)生け捕り。古参メンバーも合流して、アントノフ-26で乗り込んで大決戦。軍用ヘリに戦車と大サービス!人数増えた分、銃の種類が豊富になって楽しい。XM25やコーナーショットも出てくる。ギブソンは「マチェーテ・キルズ」に続いて悪役を快演、H.フォードがヘリを操縦し、シュワがAA-12を撃ちまくり、ランボー走りのスライもコルトSAでファニング!アンサンブルのアクションとしては楽しませようとする意気込み十分。結局、消耗しない消耗品軍団は世界最強。特におしゃべりバンデラスはよかった!ジェット・リー目当てなら観ない方がいいかも。リアルなネタでは、4日で300万ドルを提示されたB.ウィリスが1日100万ドルを要求したので、交替したH.フォードは皮肉って「he's out of the picture.」と言ったりね。1作目は服役で出演できなかったスナイプスは役でも脱税でムショ入りしてたことになってるし。USはPG-13。4作目もあるよ。
→imdb、imfdb、予告、日本語サイト
October 16, 2014
イコライザー
2014, 132min. ニッショーホール ★★★
Columbia Pictures presents, W/LStar Capital &
Village Roadshow Pictures an Escape Artists / ZHIV / Mace Neufeld production, a film by Antoine Fuqua, Denzel Washington "The Equalizer" Marton Csokas, Chloë Grace Moretz, David Harbour w/Bill Pullman & Melissa Leo, music by Harry Gregson-Williams, director of photography: Mauro Fiore, based on the television series created by Michael Sloan & Richard Lindheim, wtitten by Richard Wenk, directed by Antoine Fuqua, VFX:
Zero VFX
80年代のTVシリーズ「ザ・シークレット・ハンター」映画化。アントワーン・フークアは好みの監督。ホームセンターの勤勉な従業員ボブ・マッコールさんは元CIAってよりは元特殊部隊のような戦闘マシーンでもある。マクガイバーでもデビッド・ウェブでもないけど、身の回りの物を武器にするから銃はいらない。ホームセンターには殺しに使える物がいっぱいあってイイけど、殺しに使った商品を元に戻す几帳面さもある。素手でももめっぽう強く、ターミネーターばり。敵はロシアンマフィア。リーダーは元スペツナズってこれも定石。でも手下はアホばっか。クロエちゃんは「タクシー・ドライバー」のアイリスのような役どころにつき本筋に絡まず。ラルフィーの訓練、役にたった!21世紀は新聞広告よりWEBサイトで「Odds Against You? Need Help?」てことでイコライザー誕生。続編もあるよ。製作費5500万ドル、USはR、日本はPG12。
→imdb、imfdb、予告、日本語サイト
October 01, 2014
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー
2014, 121min. 新宿バルト9 T3 ★★★★
Marvel Studios presents, a James Gunn film "Guardians of the Galaxy" Chris Pratt, Zoe Saldana, Vin Diesel, Bradley Cooper, Dave Bautista, Karen Gillan, Lee Pace, John C. Reilly, Djimon Hounsou, Laura Haddock, Michael Rooker, w/Glenn Close & Benicio Del Toro, music by Tyler Bates, director of photography: Ben Davis, wtitten by James Gunn & Nicole Perlman, directed by James Gunn, VFX:
Framestore,
MPC,
Luma Pictures,
Industrial Light & Magic,
Sony Pictures Imageworks,
CoSA VFX,
Cantina Creative,
Lola VFX,
Method Studios,
Plowman Craven & Associates,
RISE Visual Effects Studios,
Secret Lab,
4DMax, 3D Conversion:
Prime Focus Film,
Stereo D,
Gener8, pre-vis:
Third Floor,
Proof
2D字幕で観た。ジェームズ・ガンのトロマ魂健在、バカ演出も冴える。マーベル版「劇場用キン肉マン」だ。バジェットは「スリザー」+「スーパー!」の4000万ドルを凌ぐ1億7000万ドル、大出世。1988年に初代ウォークマン(TPS-L2)なのはワケがある。今もカセットなのがいいな。前半はつめこみ過ぎでかったるいけど、後半になるとキャラも活きてきてラヴェジャーズと共闘するあたりから俄然テンションアップで面白くなる。まさか泣けるシーンもあるとは。ザンダー星攻防戦は迫力満点。ノバ、ノバ上空、ダーク・アスター内と3つの戦闘、さすがよくわかってるね。ノバ・コーズのソリアンウェーブ。いくつかの伏線も効いてきて、いいお話にまとまった。「I am Groot」グルートがめちゃくちゃいいわあ。憎めない悪役、ヨンドゥは青いメルルだー。メカデザインのセンスは好きじゃない。エンドクレジット後はなぜかハワード・ザ・ダックだー。USはPG-13。続編楽しみ。
→imdb、予告、日本語サイト
September 19, 2014
猿の惑星:新世紀 ライジング
2014, 131min. 新宿バルト9 T5 ★★
20th Century Fox Presents, W/TSG Entertainment / Ingenious Media, a Chernin Entertainment production, a Matt Reeves film "Dawn of the Planet of the Apes" Andy Serkis, Jason Clarke, Gary Oldman, Keri Russell, Toby Kebbell, Kodi Smit-McPhee, Enrique Murciano, Kirk Acevedo, music by Michael Giacchino, director of photography: Michael Seresin, baced on the book "La Planète des Singes" by Pierre Boulle,written by Rick Jaffa & Amanda Silver and Mark Bomback, directed by Matt Reeves, VFX:
Weta Digital,
MPC,
Soho VFX,
Gentle Giant Studios,
Spectrum Effects,
The Imaginarium Studios, pre-vis:
Halon Entertainment
"Apes not kill apes." "You are no ape." 2D字幕で観た。初日なのにガラガラ。「ライジング」は余計。それは前作でしょー。その前作はめちゃくちゃよかったのでBDも買ったし、続きも楽しみだった。でも、監督が代わっちゃった。レシオもシネスコからビスタになっちゃった。「征服」と「最後」の間なんでストーリーはないんだけど、演出も絵作りもダメだった。共存も戦争も描けてない小競り合い集。観てて違和感ばっかりで観心地悪いのなんの。主要キャラの描き方がダメダメだし、期待の感情面もありゃしない。エイプはリアルなのにチンポがない。シーザーの銃に対するポリシーはよかった。C.ヘストンへの皮肉だな。槍しか使ったことないエイプ達が銃を正確に扱える不思議。そもそもエイプの指でトリガー無理。コバは「ブレードランナー」からの「ロボコップ」。野外モーキャプでただでさえ撮影大変なのに、3D変換が主流の中、3D撮影でポストの手間も倍。WETAも大変だが、冒頭から鹿の群れや熊がCGI丸出しクオリティで萎えたなー。製作費は前作の倍近い1億7000万ドル。USはPG-13。
→imdb、imfdb、previs、予告、日本語サイト
September 01, 2014
LUCY/ルーシー
2014, 89min. 新宿バルト9 T5 ★★
Universal Pictures presents, an
EuropaCorp production, W/Canal+, Ciné+, TF1 Films, a Luc Besson film Scarlett Johansson "Lucy" Morgan Freeman, Amr Waked, Min-sik Choi music by Eric Serra, director of photography: Thierry Arbogast, written & directed by Luc Besson VFX:
ILM,
Rodeo FX,
Hatch Production, Digital Factory,
make,
4DMax
ユニヴァーサルのロゴが出るけどフランス映画。元ネタは「アウターリミッツ」の「狂った進化」。アウストラロピテクスのルーシーとスカジョのルーシー、何その対比。ガゼルと豹の比喩は遊びすぎだが、ルーシーが台湾マフィアに拉致られる最初の20分は面白かった。腹にCPH4埋められたルーシーは運び屋に。体内にを隠すのは古くからある香港マフィアの手口。壁にでっかく「清潔保持」って書いてある監禁部屋で体内にCPH4が放出、10%越え。オカンに別れを告げて人間やめる決心してミュータント化。ライブラリ映像のインサートが滑稽なモーガン先生のインチキ科学映画とカットバックしつつ、残りの70分はベッソン版「ウルトラヴァイオレット」。無意味なジンバル、無意味なカーチェイス、無意味な銃撃戦、無意味なパリ警察の警部。脳に100%アクセス達成で肉体も時間も超越、なんじゃこりゃ。一部、ソニーのCineAlta F65で4K撮影、ILMがVFXを担当したりのトンデモ映画。製作費は4000万ドル。USはR、PG-12。
→imdb、imfdb、予告、日本語サイト
August 21, 2014
ケープタウン
2013, 107min. なかのZERO大ホール ★★
Pathe & Eskwad Production, W/Lobster Tree, Canal+, Ciné+, M6, M9 "Zulu" Orlando Bloom, Forest Whitaker, Tanya van Graan, Regardt Van Den Bergh, Randall Majiet, Conrad Kemp, music by Alexandre Desplat, director of photography: Denis Rouden, baced on the book "Zulu" by Caryl Ferey, screenplay by Julien Rappeneau & Jérôme Salle, directed by JJérôme Salle
「ケープタウン」と言っても、ポワチエは出てない。原題は「Zulu」だけど、ズール戦争でもない。ケープタウンを舞台にしたクライム映画なので「ケープタウン・コップス」が相応しい。昨年のカンヌ映画祭でクロージング上映されたフランス映画。白人娘の殺人捜査から、まさかのとんでもない陰謀へとたどり着く。バディ映画かと思ったが、不仲ではないが連携のとれてない上司と部下。警察の規模が小さく、捜査も雑だった。緩い緊張感で眠くなるけど、エグめの残虐シーンと銃撃の度に目が覚める。F.ウィテカーはグロック17、この映画でも走ってた。オーランドはベレッタ92、タマなしなのはもしかして上司の?北米劇場未公開だし公式サイトもない、製作費は1600万ドル。
→imdb、imfdb、予告、日本語サイト
August 15, 2014
フライト・ゲーム
2014, 106min. 一ツ橋ホール ★★★
Universal Pictures &
Studio Canal presents, a Silver Pictures Production, W/Anton Capital Entertainment S.C.A. &
LOVEFiLM, a Jaume Collet-Serra film Liam Neeson "Non-Stop" Julianne Moore, Scoot McNairy, Michelle Dockery, Nate Parker, Jason Butler Harner & Anson Mount, music by ohn Ottman, director of photography: Flavio Labiano, story by John W. Richardson & Chris Roach, screenplay by John W. Richardson & Christopher Roach and Ryan Engle, directed by Jaume Collet-Serra VFX:
Prime Focus World,
Method Studios,
Somnyo Films ,
User T-38,
Image Engine, title:
Prologue Films
日本の宣材ではB747-400がキービジュアルとして入ってる(エンジンは違う)けど、映画に出てくるのはB767-300。アルバトロス商法かよ!リーアムは機内トイレで喫煙のアル中オヤジのビル。元NYPDで今は連邦航空保安官。これだけだとセガールでもいい話だけど、乗客全員が怪しい反面、アイルランド人のリーアムが演じればビルも疑わしくなるわけね。ジュリアン・ムーアがわざとらしく出てるけど、犯人が宇宙人とかのトンデモ映画ではないので、呆れずに楽しめる。「フライト・プラン」から「ユナイテッド93」的展開になって盛り上がったところへ爆弾!NYPDのライリー、いい奴。コーパイ、緊急着陸で大ハッスルの見せ場。女の子との青いリボンのエピソードでいいエンディングに結んだなー。製作費は5000万ドル。リーアムが演じたビル・マークスは、「96時間」シリーズのブライアン・ミルズと同じイニシャルのBM。ナンシーは「エアポート'75」(1974)でK.ブラックが演じたCAの名前。グウェンは「大空港」(1960)でJ.ビセットが演じたCAの名前。
→imdb、imfdb、impdb、予告、日本語サイト
July 25, 2014
GODZILLA ゴジラ
2014, 123min. 新宿バルト9 T5 ★★
Warner Bros. &
Legendary Pictures presents, a
Legendary Pictures Production, a Gareth Edwards film "Godzilla" Aaron Taylor-Johnson, Ken Watanabe, Elizabeth Olsen, Juliette Binoche, Sally Hawkins W/David Strathairn & Bryan Cranston, music by Alexandre Desplat, director of photography: Seamus McGarvey ASC,BSC, based on the character 'GODZILLA' owned & created by Toho Co,Ltd. story by David Callaham, screenplay by Max Borenstein, directed by Gareth Edwards VFX: Jim Rygiel(supervisor), John Dykstra(additional VFX designer),
MPC,
Double Negative,
Scanline VFX,
Weta Digital,
Pixel Playground,
CafeFX,
Hammerhead,
Hydraulx,
The Imaginarium Studios, SFX:
Legacy Effects,
Amalgamated Dynamics, 3D Conversion:
Stereo D,
Gener8 3D, pre-vis: MPC, pos-vis:
Third Floor
2D字幕で観たけど最悪だね、ゴジラ映画としてはエメリッヒ版の方がよかった。ムートーの映画にゴジラが出てるようなもんだ。50万ドルの「モンスターズ」に1億6000万ドルかけてゴジラをからめてアップグレードした感じ。アフターを見せたがるギャレス・エドワードはやっぱ期待はずれ。劇伴も多すぎ!文字列を隠すメインタイトルは斬新。前半はかなり慌ただしい展開。ゴジラが出てくるまではウォルター・ホワイト先生が映画をひっぱる!それにひきかえ芹沢は役立たずで、渡辺謙は口を「o」にして終止同じ表情。キックアスはキャラ薄い。宝田明のカメオ出演シーンはカットされとった。ゴジラのデザインはともかく、役割や描写は気に食わない。平成ガメラかっての。ただ、ゴジラが吐く放射熱線はよかった。いい感じで消してたし。ムートーの口こじあけて噴射も最高。墜落するF-35から海上スレスレでベイルアウトとか。製作費1億6000万ドル、USはPG-13。
→imdb、予告、Behind The Scenes、MPC Godzilla VFX、日本語サイト
July 01, 2014
her/世界でひとつの彼女
2014, 126min. 新宿ピカデリーT2 ★★★
Warner Bros. presents, an Annapurna Pictures Production "Her" Joaquin Phoenix, Amy Adams, Rooney Mara, Olivia Wilde & Scarlett Johansson, music by Arcade Fire, director of photography: Hoyte Van Hoytema FSE,NSC, written & directed by Spike Jonze VFX:
Digital Domain,
One Man Army,
Ollin,
Savage, The Chimney Pot,
Dtrain FX, Alien Child:
Titmouse, Perfect Mom:
Passion Pictures
OSとゆーよりパーソナルアシスタントアプリとゆーか、感情を持ったsiriだった。スパイク・ジョーンズがこの話を思いついたのは10年前でsiriなんかない頃。OSが自分をサマンサって名付けたのは、iOS7のsiriの声が、OS Xのtext-to-speechにあるサマンサと似てるからという説。実際、サマンサ・モートンが演じたんだけど、なんと編集段階でS.ヨハンソンにチェンジ!これがたまらんわ!よく笑うし、めっちゃキュートで艶かしくて魅力的。人間側はエイミー・アダムス、ルーニー・マーラ、オリビア・ワイルドの3美女。OSを彼女として認めるかどうか、人それぞれの反応。ただの変人にならないホアキンのリアリズム。冴えないオッサンではないのがいい。気持ちの描写が冴えてる。キャサリンが離婚届けにサインしてる間、彼女との思い出が駆け巡るモンタージュがよかった。LAの話なんだが、都市の実景は上海。劇中ゲームの「エイリアン・チャイルド」と「パーフェクト・ママ」が面白そーだった。クリス・クーパーのシーンはカット。
→imdb、予告、予告、The Moon Song、日本語サイト
June 20, 2014
オール・ユー・ニード・イズ・キル
2014, 113min. ワーナー・ブラザーズ試写室 ★★★
Warner Bros. presents, W/
Village Roadshow Pictures a 3 Arts production, W/
Viz productions,LLC Production, a Doug Liman film, Tom Cruise "Edge of Tomorrow" Emily Blunt, Bill Paxton, Brendan Gleeson , music by Christophe Beck, production designer: Oliver Scholl, director of photography: Dion Beebe ACS.ASC. based on the novel "All You Need Is Kill" by Hiroshi Sakurazaka , screenplay by Christopher McQuarrie and Jez & John-Henry Butterworth, directed by Doug Liman VFX: Nick Davis,
Sony Pictures Imageworks,
Framestore,
MPC,
Digital Domain,
Cinesite,
Rodeo FX,
Peanut FX,
Nvizible,
The Aaron Sims Company,
Plowman Craven & Associates, SFX:
The Visual Effects Company, 3D Conversion:
Prime Focus, pre-vis:
Third Floor
ドルビー3D字幕で観た。邦題をわざわざ原作と同じにしたもんだから言いにくい。「エッジ・オブ・トゥモロー」でいいのに。死んでは同じシナリオをやりなおすのはゲームをプレイしてる感じ。ケイジは記憶がいいんだな。でも訓練もなく戦場行ったり、デブすぎる兵士がいたりはちょっと。吹替え版だと気付かんだろうけど、基地で「モタモタするな!」など日本語が聞こえた。集団的自衛権で自衛隊は海外でエイリアンとの戦争に参加できるんか?バトルスーツの「安全装置が作動中です」って日本語も萎える。ワッキーかよ。チヌークとクアッドローターのドロップシップ共演。臆病者からたくましくなっていくケイジが面白いけど、フルメタル・ビッチなリタがストイックでパワフルでカッコイイし、上体反らしは何度見てもいい。Dデイを彷彿するフカン、ドロップシップからの降下シーンは見応えあった。製作費1億7800万ドル、USはPG-13。
→imdb、imfdb、予告、コンセプトアート、VFX、日本語サイト
June 01, 2014
アナと雪の女王
2013, 102min. 新宿バルト9 T8 ★★
2D字幕で観た。不朽の名作「雪の女王」とほぼ違う話だったけど、八代亜紀とmisonoのWヒロインはよかった。人形と紙一重だがキャラクターの完成度は高い。エルサってヒルダだよな、氷の世界で孤独と葛藤してる。ストイックで芝居もカッコイイ。アナはお転婆ディズニーキャラ。どっちも好きだな。戴冠式のシーン〜Let It Goはストーリーが大きく動いて見応え十分、大満足。ディズニーアニメとしては初アカデミーだし、全世界の興行も凄いことになってるが、近年のディズニーからすると平凡な出来。「塔の上のラプンツェル」の方が断然好き。ミュージカルシーン以外はかったるい。ストーリー進行がトロイ、80分で語れる話。冒頭の氷屋は余計だし、山小屋はつまらん。商魂ミエミエのトロルとかいらんし。トナカイはいいけどオラフはうざいバカキャラ。「雪の女王」のカイとゲルダが城の使用人になってたとは!雪の怪物マシュマロウがランコアぽくてよかった。エンドクレジット後も出番あり。製作費1億5000万ドル。
→imdb、予告、削除シーン、日本語サイト
ミッキーのミニー救出大作戦
2013, 6min. 新宿バルト9 T8 ★★
こ、これはすごい!驚愕のスラップスティック。話やギャグはまったく面白くないけど、やってることがすごい!ただのレトロ再現かと思ったら意表つかれた。もうアホですわ。スクリーンの中と外、アニメーションの過去と現在。クラシックな2D手描きとCGIの融合。2006年にユニヴァーサルからディズニーに返還された「しあわせウサギのオズワルド」がディズニー映画初出演。
→imdb、特別映像
May 27, 2014
X-MEN: フューチャー&パスト
2014,132min. TOHOシネマズ六本木ヒルズ S7 ★★★
20th Century Fox presents,
Marvel Entertainment Production, a Bryan Singer film "X-Men: Days of Future Past" Hugh Jackman, Patrick Stewart, Ian McKellen, James McAvoy, Michael Fassbender, Jennifer Lawrence, Halle Berry, Nicholas Hoult, Ellen Page, Peter Dinklage, Anna Paquin, Shawn Ashmore, Lucas Till, Evan Peters, Adan Canto, Booboo Stewart, Daniel Cudmore, Omar Sy, Bingbing Fan, Evan Jonigkeit, Josh Helman , original music by John Ottman, production designer: John Myhre, director of photography: Newton Thomas Sigel, story by Simon Kinbergs & Matthew Vaughn & Jane Goldman, screenplay by Simon Kinberg, directed by Bryan Singer VFX: Richard Stammers,
MPC,
Digital Domain,
Cinesite,
Rising Sun Pictures,
Rhythm and Hues,
Hydraulx,
Lola VFX,
Method Studios,
Mokko Studio,
Gentle Giant Studios,
Ollin VFX Studio, SFX:
Legacy Effects,
New Deal Studios, 3D Conversion:
Stereo D, pre-vis:
Third Floor
3D字幕で観た。しかも舞台挨拶付き。このフランチャイズも早14年。「ファイナル ディシジョン」後の2023年、センチネルとの戦争で滅亡寸前の地球。「ターミネーター」みたいな流れで1973年に移ると「ファースト・ジェネレーション」の10年後。「デイズ・オブ・フューチャーパスト」が原作。ストーリーのキーになるのはミスティークなんだが、歴史修正イベントとしては地味なミッション。愉快なクイックシルバーを3600FPSで堪能し、代わりにマグニートーが加わるとスケール広がってド派手な演出になって、めちゃくちゃ面白くなる。前作でチャールズとエリックの関係が引き継がれ絶妙な緊張感の下、マグニートーがひたすらカッコええ!クライマックスは2つの時代でそれぞれの壮絶バトルがカットバック、これはすごい。そしてX-JETに涙。エピローグ、修正された時代の学園にはローグやジーンも。1973年以降の話をしよう!エンドクレジットで3Dメガネはずして失敗した。後の古代シーンは次作「アポカリプス」に続く。製作費2億ドル、USはPG-13。
→imdb、imfdb、予告、日本語サイト
May 01, 2014
アメイジング・スパイダーマン2
2014,143min. 新宿バルト9 T5 ★★★
Columbia Pictures presents, a
Marvel Entertainment / AVI Arad / Matt Tolmach production "The Amazing Spider-Man 2" Andrew Garfield, Emma Stone, Jamie Foxx, Dane DeHaan, Campbell Scott, Embeth Davidtz, Colm Feore W/Paul Giamatti & Sally Field, music by Hans Zimmer, director of photography: Dan Mindel, ASC BSC, based on the Marvel comic book by Stan Lee & Steve Ditko, screenplay by Alex Kurtzman & Roberto Orci & Jeff Pinkner and James Vanderbilt, directed by Marc Webb, VFX: Jerome Chen, VFX by
Sony Pictures Imageworks inc. VFX:
MPC,
Pixel Playground,
Shade VFX,
Nerve,
Blur Studio, 3D conversion:
Legend3D,
Prime Focus, pre-viz:
Third Floor
前作観たとき、もう続きは観ないって思ったが、観てよかった!過去最大規模のニューヨーク映画、しかもフィルム!大量のNYPDパトカーチェイスは見応え合ったなー。ジェイミー・フォックスのマックスが興味をそそる。特にエレクトロが初めてタイムズスクエアに現れたシーンはフランケンシュタインのように感動的。スパイダーマンのルックがコミック寄りになって、特に色が心配だったけど、違和感なかった。むしろ、コミックのポーズを活かしたアクションも含めてカッコよかった。ウェブシューターを使ったスピード感とキャメラワークは壮快。SPI、お見事。道がテーマのええ話だった。ピーターとグウェインの道、オックスフォード留学の面接直前と、空港へ行く途中でのシーンは泣ける。スパイダーマンに「ピーター!」って叫んじゃって口を塞ぐグウェン、時計台を落ちて行くグウェン。S.フィールドの芝居も涙。エンドタイトルの途中でスタジオを越えたクロスオーバーが実現!びっくりした。クリス・クーパー、ノン・クレジットなのかよー。航空描写は全部アホ。地上管制がダウンしても、TCAS影響ねえしw。製作費2億ドル、USはPG-13。PCはすべからくVAIOだったが次からどうなるか?
→imdb、imfdb、予告、Animation Shot Build、Behind The Scenes VFX、Virtual Cinematography、日本語サイト
April 23, 2014
プリズナーズ
2013,153min. 一ツ橋ホール ★★
Alcon Entertainment presents, an 8:38 Productions /
Madhouse Entertainment production, Hugh Jackman, Jake Gyllenhaal "Prisoners" Viola Davis, Maria Bello Terrence Howard, W/Melissa Leo, & Paul Dano, music by Jóhann Jóhannsson, director of photography: Roger A. Deakins, ASC, BSC, written by Aaron Guzikowski , directed by Denis Villeneuve, VFX:
Pacific Title & Art Studio,
Luma Pictures
誘拐映画としてはちょっと変わった作劇。じめっとした空気感はデビッド・フィンチャーで舞台はデビッド・リンチとゆーか。解決にまっすぐ向かうストーリーラインではなく、意図的に寄り道に誘導されるので長く感じる。ひっかけというより偽情報を時間かけてつかまされてかったるい。伏線というか、ヒント的なものは提示されるので、どれを拾ってどれを信じるか。ロキ刑事は優秀なんだけど、地元注目の大事件を1人で担当してる不思議。ヤリすぎオヤジのカーヴァーさんは拷問一筋。熱湯拷問も耐えたアレックス、ボクはアレックスじゃないー!アレックスのおばちゃんが萌えるな。替え歌と笛。製作費4600万ドル、USはR
→imdb、予告、日本語サイト
April 22, 2014
キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー
2014,136min. 新宿バルト9 T5 ★★★
Walt Disney Pictures &
Marvel Enterprises presents,
Marvel Studios production, Chris Evans "Captain America: The Winter Soldier" Scarlett Johansson, Sebastian Stan, Anthony Mackie, Cobie Smulders, Frank Grillo, Emily VanCamp, Hayley Atwell W/Robert Redford, & Samuel L. Jackson, music by Henry Jackman, director of photography: Trent Opaloch, screenplay by Christopher Markus & Stephen McFeely, directed by Anthony & Joe Russo, VFX: Dan Deleeuw, VFX & Animation by
ILM,
Lola VFX,
Luma Pictures,
Sony Pictures Imageworks,
Trixter Film,
Gentle Giant Studios,
RISE Visual Effects Studios,
Scanline VFX,
Perception,
Whiskytree ,
capital T, Title:
Erin Sarofsky, 3D conversion:
Stereo D, pre-viz:
Proof
「アベンジャーズ」から2年、前作から何十年?原作はもちろん「ウィンター・ソルジャー」。CG控えめとか言いながら、スケールでかいし、話も映像もハデだわ。アクションが白昼なのも迫力あっていい。路上での急襲シーンが2度も!登場人物はS.H.I.E.L.D.かハイドラのどっちかで、市民との関わりが描かれない奇妙な世界。これってマーベルユニバースでは異例。「On your left.」は生真面目なキャップらしい。S.H.I.E.L.D.もハイドラも潰す!キャップのスピーチを聞いた職員がS.T.R.I.K.E.に対する流れが好き。ファルコン、かっこええ〜!スタークインダストリー製のウィングで飛びまくる頼もしい仲間。バッキーがシールド持ったのは二代目を暗示、キャップがシールドを捨てて「親友とは戦わない」って殴られるシーンがいい。スミソニアンのキャップ展示、ちゃんと伏線になってる。Apple Storeも役に立ってるねー。S.H.I.E.L.D.の本部でかー!その地下で新ヘリキャリアを3機も建造!しかもジェット。3機とも墜落は「もったいない」。Sarofskyのタイトルかっけえ!続きは「アベンジャーズ2」へ!製作費1億7000万ドル。
→imdb、imfdb、予告、Helicarrier Crash-Design、日本語サイト
March 14, 2014
ロボコップ
2013,117min. 新宿バルト9 T5 ★
MGM &
Columbia Pictures presents, a Strike Entertainment production Joel Kinnaman, Gary Oldman, Michael Keaton & Samuel L. Jackson "RoboCop" Abbie Cornish, Jackie Earle Haley, Michael K. Williams, Jennifer Ehle, Jay Baruchel, music by Pedro Bromfman, director of photography: Lula Carvalho, screenplay by Joshua Zetumer, directed by José Padilha VFX:
Framestore,
Gentle Giant Studios,
Method Studios,
Cinesite,
Modus FX,
Soho VFX,
Peanut FX,
Mr. X,
Industrial Pixel VFX,
Basilic Fly Studio,
yU+Co.,
Perception, SFX:
Legacy Effects
「ジャッジ・ドレッド」のリブートかと思ったら「ロボコップ」のリメイクだったwこんなことになったのは、製作費1億ドル越えでR指定からPG-13にしなきゃならなくなったとか、ブラジル人監督はやりたいことの9割を却下されたとか?アロノフスキーに任せるべきだったね。バイオレンス描写のない世界にロボコップはフィットしない。「SHERLOCK」っぽい演出活かして、サイバー犯罪とか母さん助けて詐欺とか今の犯罪も描けばいいのに。警察の内部調査つまんねー。デトロイト警察との関わりも希薄。ルイスは黒人男性でびっくり、相棒らしいことしないし。お話の要素がくだらねー。こんなリメイクなら「ロボコップ4」がよかった。メイド・イン・チャイナのロボコップは65億ドル。アーマーでなくスーツっぽい。バイザーは結局ご都合。パトカーじゃないから街では警察には見えない。オート9の代わりはオムニコープ製NI-408、3点バーストだけどテーザーガンなの。SMGはHKのMP7だし。CGアニメのED-209は全然カワイクない。ちょっとだけコマ落としやってたけど。ノートン先生も微妙。お披露目優先でロボコップのウリである人間性を簡単になくしちゃうし(でも戻っちゃうし!)。ノートン先生と言えば懐かしのNorton Utilitiesだが、E.ノートンに断られ、G.オールドマンに。結果よかった。セラーズ社長はH.ローリーに断られ、M.キートンに。結果よかった。サミーの番組、いらん。ところでマーフィー役、誰?
→imdb、imfdb、RoboCop Wiki、予告、Making of the Suit、日本語サイト、OmniCorp、OmniCorp FB
March 01, 2014
マチェーテ・キルズ
2013,108min. 新宿バルト9 T3 ★★
Open Road Films & AR Films W/Demarest Films present, a Quick Draw Production, W/Aldamisa Entertainment, Overnight Productions & 1821 Pictures, Robert Rodriguez's "Machete Kills" Danny Trejo, Michelle Rodriguez, Sofía Vergara, Amber Heard, Antonio Banderas, Cuba Gooding Jr., Walt Goggins, William Sadler W/Demian Bichir & Mel Gibson, music by Carl Thiel Robert Rodriguez, director of photography: Robert Rodriguez, story by Robert Rodriguez & Marcel Rodriguez, screenplay by Kyle Ward, directed by Robert Rodriguez VFX:
Troublemaker Digital、
Rhythm & Hues,
Hydraulx,
Prime Focus SMFX:
KNB EFX Group
「マチェーテ、ツイートしない」トラブルメーカー制作でもないロシア資本の自主映画になっちゃった。前作の面白さからすると、ただの安っぽいバカ映画。敢えて目指したのかもしれんが、幼稚すぎるよ。製作費は1200万ドル。50万ドルアップだが撮影はわずか29日、初悪役のメル・ギブソンはそのうち1週間。まあ、死ぬ死ぬ、主要キャラも惜しみなく死にまくる。死体の数は98体から101体に増えた。「Machete Kills Again... In Space!」次回はさらにアホになる。公開未定、予告だけで終わるかも。USはR、日本はR15+。今回はプログラムあるよ、なんと500円!プロダクションノートなし。
→imdb、imfdb、予告、日本語サイト
February 27, 2014
ローン・サバイバー
2013,121min. TOHOシネマズ六本木ヒルズ S6 ★★★★
Emmett/Furla Films & Foresight Unlimited present, W/
Universal Pictures, a Film 44 / Emmett/Furla Films / Herrick Entertainment / Envision Entertainment / Spikings Entertainment / Single Berry / Closest to Hole / Leverge Production, a Peter Berg film, Mark Wahlberg "Lone Survivor" Taylor Kitsch, Emile Hirsch, Ben Foster & Eric Bana, music by Explosions in the Sky Steve Jablonsky, director of photography: Tobias Schliessler ASC, baced on the book by Marcus Luttrell W/Patrick Robinson, screenplay by Peter Berg, directed by Peter Berg VFX:
ILM,
Image Engine Design、SMFX:
KNB EFX Group
アフガンのレッドウィング作戦で唯一の生存者によるノンフィクション「アフガン、たった一人の生還」の映画化。監督は大好きなピーター・バーグ、さすがハズレなし。わずか42日で撮影し、製作費を4000万ドルに抑えたけどリアリティを損なってない。チーム10の壮絶な3日間の戦闘とサバイバルが堪能できる、SEALs映画だった。聞こえてくるカランカランって音やメエ〜って鳴き声、生死を分けた彼らの決断も大事。役に立たない無線、衛星電話。四方からAKを浴びせられる恐怖、2度に及ぶ崖転び。ワケわからん話し声。草むらから飛び出すRPG。アフガンにタリバンがいれば善良な非武装村人もいるのが嬉しい。指揮官マイケルは「バトルシップ」のホッパー弟、原作者の衛生兵ラトレルさんがM.ウォールバーグ、通信兵ダニーがスピードレーサー、狙撃兵アクセルが「Xメン」のエンジェル。原作者のラトレルさん本人はコーヒーをわざとこぼす先輩隊員やチヌークで救出に向かう隊員役でカメオ出演。アクセルがストイックでカッコイイ。M4のマガジンくれたマイケル。頂上から電話したダニー。ラストには本人達の写真が紹介されたら泣いちゃうよ。チヌークもアパッチもホンモノだー!救出に来た2機のチヌークが見えるアオリ、AC-130の航空支援、救援のブラックホーク!上映終了後にラトレルさんが登場。アフガンの恩人をテキサスに招いたそうだ。USはR、日本はPG12。
→imdb、imfdb、予告、日本語サイト
February 26, 2014
リディック ギャラクシー・バトル
2013,103min. 一ツ橋ホール ★★★
One Race Films presents, W/
Universal Pictures & Radar Pictures, a One Race Films production a David Twohy film Vin Diesel "Riddick" Jordi Mollà, Matt Nable, Katee Sackhoff, Dave Bautista, Bokeem Woodbine, Raoul Trujillo & Karl Urban, music by Graeme Revell, director of photography: David Eggby ACS, written & directed by David Twohy VFX:
Behold 3D,
Comen VFX,
Entity FX,
Method Studios,
Modus,
Mokko,
Oblique FX pre-viz:
Proof
前作を「リディック」にしちゃうから今回困っただろ、でも「ギャラクシー・バトル」は違う。1 作目に立ち返ってサバイバルだし「ピッチ・ブラック2」だよ。前作のラストでロード・マーシャルになったリディックが、ネクロモンガーを率いて…ない!あれれ〜、まさかの「ピッチ」な星で「ぽっち」な状況。騙されたのね、気の毒なリディック。動物達とのサバイバルドラマで心が温まる。脱出のために呼び寄せた賞金稼ぎが2チーム。バティスタやスターバックもいるぞ。銃器は地球の現用品。リディックの首をとりにきたのにリディックの影に怯えるバウンティハンターたち。とっとと宇宙船奪って脱出するかと思ったら、じっくりハンターをビビらせるお茶目なリディック。ペットのわんわん、かわいそーだった。めざせフューリア星。続きはアリだな。デビッド・トゥーヒーにはずっとこのシリーズを作ってもらいたい。製作費は3800万ドル、USはR、日本はR15+。127分バージョンがある。
imdb、imfdb、予告、日本語サイト
February 23, 2014
エージェント:ライアン
2014,105min. 新宿ピカデリー S7 ★★★
Paramount Pictures &
Skydance production presents, a Mace Neufeld / Lorenzo di Boniventura production a Kenneth Branagh film Chris Pine, Kevin Costner, Kenneth Branagh, Keira Knightley "Jack Ryan: Shadow Recruit" music by Patrick Doyle, director of photography: Haris Zambarloukos BSC, based on characters created by Tom Clancy, written by Adam Cozad & David Koepp, directed by Kenneth Branagh VFX:
Cinesite,
Plowman Craven & Associates,
baseblack,
Blind
なぜか日本先行公開。CIAはいい人材をリクルートしたなあ。アナリストとして優秀だし、元海兵隊だからエージェントとしても即戦力。CTUで言うとジャック・バウアー+クロエ・オブライエン=ジャック・ライアン、まさしく!頭脳明晰な無鉄砲男。「リクルート」みたいな養成描写はなくてアメリカを救う任務がメイン。クランシーらしいミリタリー色がないのは残念。キャラだけ今の時代に拝借なのね。上司がのんびりK.コスナーで、彼女が美人医師のK.ナイトレイで、ロシアでのバックアップも多くてって恵まれとるな。全体的にスリリングで、絞り込んでいくスピード感もいい。クライマックスはCIAとFBIとNYPDごちゃごちゃいて、データ泥棒したり爆弾処理したりはお約束通り。やっぱりジャックはアナリストに向いてる。フィルム撮影はいいね。でも今時、DOSみたいみたいなピポピポビープ音やめて〜。製作費は6000万ドル、USはPG-13。
→imdb、imfdb、予告、日本語サイト
February 22, 2014
キック・アス ジャスティス・フォーエバー
2013,103min. 新宿ピカデリー S3 ★★★
Universal Pictures & MARV films presents, a Matthew Vaughn / Plan B production "Kick-Ass 2" Aaron Taylor-Johnson, Christopher Mintz-Plasse, Chloë Grace Moretz & Jim Carrey music by Henry Jackman Matthew Margeson, director of photography: Tim Maurice Jones BSC, based on the comic book written by Mark Millar& John Romita Jr, screenplay by Jeff Wadlow, directed by Jeff Wadlow VFX:
Nvizible,
Boundary Visual Effects
自主映画だった前作からハリウッドメジャーに進出。でも製作費は同じく2800万ドル。「キック・アス2」と「ヒットガール」の映画化。2作目なんでこんなもんかなー、大スクリーンで観れるだけで凄いけど。下ネタ、血しぶき、ゲロ噴射、ウンコまで駆使したけどね、お話にインパクトなくなっちゃってガッカリな出来。女子高生ミンディちゃんはキャリーだし、J.キャリーがもったいないし、銃撃戦ないし。いいシーンは靴ぶっ差しと腕チョンパ、NYPDのマスク狩り、身代わりオヤジ、ヒットガールの車上アクション、応援部隊登場、ミンディちゃんの別れのキス顔。最後の乱闘は「ダークナイト・ライズ」かよ。しかしオヤジがよく死ぬシリーズだなー。ジョン・レグイザモが嬉しい。エンド・クレジット後に1シーン。USはR、日本はR15+。
→imdb、imfdb、予告、日本語サイト
February 17, 2014
ホビット 竜に奪われた王国
2013,161min. ワーナーブラザーズ試写室 ★★★★
New Line Cinema &
MGM present, a Wingnut Films production "The Hobbit: The Desolation of Smaug" Ian McKellen, Martin Freeman, Richard Armitage, Benedict Cumberbatch, Evangeline Lilly, Lee Pace, uke Evans, Ken Stott & Orlando Bloom music by Howard Shore, Production Designer: Dan Hennah, director of photography: Andrew Lesnie ACS,ASC, based on the novel: J.R.R. Tolkien, screenplay by Fran Walsh & Philippa Boyens & Peter Jackson & Guillermo del Toro, directed by Peter Jackson VFX: Joe Letteri,
Weta Digital,
Weta Workshop
Dolby 3D、字幕、HFRで見た。真ん中の話としては面白い。今回もドワーフ御一行様徒歩ツアーズ(ちょっと馬あり)なんだけど、161分あっとゆーま。それだけに最後はえ〜!っとなる締め方。すぐ続きが観たくなる!前作よりHFR 3Dの効果が増したように見える。雨や水しぶき、ロングの空撮がいい感じ。サウロン登場はゾクッっときたね、既視感を使った現れ方がカッコイイ。ビルボはタイトルロールのくせにオマケみたいなポジションだけど、ちゃんと主役。レゴラス登場、何か太ってるけど、弓矢アクションは相変わらず身のこなし含めてカッコええ!撮影風景を想像すると笑えるけど。新登場のタウリエル、浮いとるなーと思ったら原作にはないキャラなんか。船頭さんのバルド父さん、ええ役だー。スマウグはよーしゃべるドラゴンだな、一番セリフ多いんじゃない?カンバーバッチはスマウグの声の役作りでイグアナやコモドオオトカゲ観察しただけでなく、上半身パフォキャプまでやってるんだが、そこまで必要かね?「ドラゴンハート」のドレイコだってそこまでしとらん。飛び立った瞬間、キングギドラだ。すぐ落としちゃうけど。製作費は2億2500万ドル、USはPG13。
→imdb、予告、Bringing Smaug to Life、日本語サイト
February 01, 2014
ラッシュ/プライドと友情
2013,123min. 新宿ピカデリー S5 ★★★★★
Exclusive Media &
Cross Creek Pictures presents,
Revolution Films /
Working Title /
Imagine Entertainment production, a Ron Howard film, Chris Hemsworth "Rush" Daniel Brühl, Olivia Wilde, Alexandra Maria Lara, Pierfrancesco Favino, music by Hans Zimmer, Production Designer: Mark Digby, director of photography: Anthony Dod Mantle ASC, BSC, DFF, written by Peter Morgan, directed by Ron Howard VFX:
Double Negative,
Pixomondo
すでにオンライン試写で見てたけど、劇場で観たかったので先行上映で観た。「ラッシュ」は主に1976年のシーズン、ターボ移行前のNA3リッター時代、大らかであり、命がけだった頃。76年はリアルタイムでF1で盛り上がったよなあ。日本GPも生中継で見たし、その直前には75年シーズンのドキュメンタリー映画「F1グランプリ/栄光の男たち」がシネラマで公開されて観に行ったし。懐かしい。当時、チャンピオン争いをしてたラウダとハントを絶妙なバランスで対比して描いた感動のライバル映画だった!ラウダがカムバックして、事故の責任を感じてるハントに「病院送りになったのはお前のせい。ここに戻ったのもお前のせい」みたいに言うんだよ〜、泣けるなー。ラウダ復帰のプレスカンファレンスで失礼な質問は事実だが、ハントがその記者をトイレでボコボコにしたのはフィクション、でもいいんだあ〜!最終戦、初の日本グランプリ、危険なウェットレースの中、ドラマが結ばれてくあたり、もう最高。F1映画はドラマにしにくく、マックィーンもスタローンも諦めたからね、フランケンハイマーの「グラン・プリ」だけだもの。当時の再現も含め、レースシーンはリアルで申し分ない出来だし、IndiecamやGoProまで駆使した映像もド迫力!レガツォーニ、イイ人だ〜。エンツォやモンテゼモロも登場。こんだけ作り込んでてバジェットは3,800万ドルと意外な低予算だった。もちろんラウダが認め、バーニーのお墨付き。
→imdb、予告、、ニキ・ラウダ、映画「Rush」を語る日本語サイト