December 31, 2008
地球が静止する日
地球の静止する日にそっくりだけど、つまらんかった。ミステリアスな雰囲気もワクワク感もない。なんかスケールちっちゃくなっちゃったし、危機感が感じられない。人類を一掃することにしたならとっととしてほしい。プロローグからしていらん。飛来するとこからでいい。クラトゥが普通の人ってわかった時点でただの変人。キャラに説得力がない…キアヌは違う。ゴートでかっ。ナナちゃん人形みたいでチープでキショい。「クラトゥ・バラダ・ニクト」の使い方も違うし、静止もとってつけただけで物語に影響なし。T-バッグやJ.クリースが出てきてびっくりした。バジェット8000万ドル、USはPG-13。
December 18, 2008
トロピック・サンダー/史上最低の作戦
ギャラクエもそうだったけど、役者が現実で活躍するってオモロい。槍でえぐられて内臓ドバドバや、生首ギャグ、橋から放り投げた子供が大の字でクルクル飛んでくのも大笑いだが、一番笑えたのは拉致されたスピードマンが薄暗い小屋で顔を洗うシーン。これはハマった。黒人になりきるラザラスは演技論で武装、D.ホフマンやT.ハンクスとS.ペンの違いはなるほどーと思った。ボスはクソガキ、RPG使い。N.ノルティの原作者とパイロ担当のコンビも楽しい。ゴーンと戦うカーク船長を観てたスピードマンの相手はパンダ!殺した後のリアクションが最高。映画の出資者のシーンがやたら多いなあと思ったら、エンドタイトルでT.クルーズだとわかった!14分長いディレクターズ・カットが観てえ。バジェット9200万ドル、USはR、日本はPG-12。
December 16, 2008
ザ・ローリング・ストーンズ シャイン・ア・ライト
IMAXで立って観たかった。一番オイシイのは意外にもマーティーだった。撮影プランがたてられずにイラつく様子がオモロい。開演直前、リストが届いて「1曲目は…」うわ、このつなぎは超よかった。チャーリーがキャメラを見て「ふぅ」はいいショットだった。キースは相変わらずカッコイイ。しくじったり、タバコ飛ばしたり、ソロでティーグ・スパロウになったり。ロニーは動き少なめだった。いちばんよかったのは大御所とのM.ウォーターズのブルース・ナンバーだった。最後はキャメラがシアターから出て上昇、クレーンかと思いきや、マンハッタンの大俯瞰まで。満月がベロマークに!アーカイブでビル・ワイマンやブライアン・ジョーンズもちょっとだけ出てきた。USはPG-13。
December 15, 2008
WALL・E/ウォーリー
めちゃくちゃよかったー。もう、いいシーンの連続で泣きっぱなしだった。最初の20分は一切セリフなしで動きとSEだけで語ってた。レベルが超高い。これこそアニメーションの原点!音の魔術師ベン・バートに頼んだけあるなあ。全編セリフなしでもいいくらい。それにPowerMac7600の起動音!キャメラが大ロングからウォーリーに寄ると親近感が湧いて、家に入るとキャラにすぐ共感できた。ショートサーキットのナンバー・ファイブにソックリでも、キャラクターアニメを考慮した洗練されたデザインには感心した。シンプルなイヴの感情表現も見事。艦長カッコイイ〜。歩いた時の2001年のオマージュは笑った。そういえばMacinTalkでしゃべるオートはHAL9000だ。今回はピクサー初の実写があるから100%じゃなかった。バジェット1億8000万ドル。
マジシャン プレスト
タイトルからしてテックス・アヴェリーのMGMアニメ。内容ももちろんドタバタ。古典的なギャグ満載だった。
November 22, 2008
ダイアリー・オブ・ザ・デッド
前作が1800万ドルの大作(ロメロにしては)だったのに、今回はわずか200万ドルの小規模な、PanasonicのHDCAMによるPOV作品。ナイト・オブ・ザ・リビングデッドの別アプローチでロードムービー。ロメロが描いたのは現場でキャメラを通した瞬間、体験者から傍観者になる現実なんだが、お笑い度もなかなか。特に病院シーンはよかった。除細動器で頭はさんで目玉ボン!ムクッと起きると内蔵ボトリ、デイ・オブ・ザ・デッドとおんなじ〜。筆談ジジイは超クールでウケた。マミーの劇中劇が実際に再現されるのもオモロかった。ロメロは警官役でカメオ。W.クレイヴン、G.デル・トロ、S.キング、Q.タランティーノ、S.ペグ、T.サビーニが声で出演。USはR、日本はR-15。
September 23, 2008
幸せの1ページ
邦題の印象とはまるで違う、ウォールデン・メディアらしいファミリー・アドベンチャーで、外出恐怖症の作家が南の島に少女を助けに行って助けられる話。原作と同じ「秘密の島のニム」でええやん!思ったより面白かったけど、ニムとアレクサンドラの関係が深まる様子があっさりしすぎ。映像的にはよく練られてて見応えあった。主役のアビゲイル・ブレスリンがかわいいし、ジョディの笑わせる芝居はさすが。対になった前後のタイトルは、様々な切り絵アニメ手法をモチーフにデジタル表現してて、いい感じの仕上がり。アシカのセルキーやペリカンのガリレオの活躍もユカイだった。バジェット3700万ドル、USはPG。
September 10, 2008
アイアンマン
2008, 126min. 新宿明治安田生命ホール ★★★★
マーヴル製作1作めにして、スタン・ウィンストンの遺作。時系列ではインクレディブル・ハルク後だな。最近のヒーローもんと違って、暗くも重くもなくて爽快。トニー・スタークのキャラも楽しいし。ミサイル作ると見せかけてアーマー作っちゃうなんて。アイアンマンの製作過程をしっかり見せてくれるのが嬉しいの。スーツに愛着が湧く。バリエーションはどれも超カッコイイ。手作り感タップリのマーク1。マーク3は可動部分がやたら多くて萌える。ラプターとの空中戦でフレア撒いたり。機能だけでなくデザイン的にも洗練されていくアップグレード感がそそる。話はあたりまえのように展開するんで意外性に乏しく、アイアン・モンガーとのバトルもイマイチだった。でも、最後はやられた。そうきたか〜、と。ヤルなあ、サミー。あー、2が楽しみだー。G36やUMPはスターク社製じゃないけどね。バジェット1億4000万ドル、USはPG-13。
September 01, 2008
スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ
DLP、字幕版で観た。やっぱ音楽も含めてスター・ウォーズだわ、音楽違うと調子狂う。TVアニメの劇場版かと思ったら違った。タイトルに「The」がついたものの、TVアニメの方がタイトルにふさわしいスケールだった。でも、1エピソードとして楽しめた。空からの支援なしにガニ股で戦う勇敢なARCトルーパーの精鋭ぶり、間抜けすぎるバトル・ドロイド、なぜかロッククライミングするAT-TEも面白い。なにより、コマンダー・コーディやキャプテン・レックスのキャラが立っててカッコよかった。アソーカは歩きに違和感があったけどキャラはかわいかった。オビ・ワンは木彫りの木こり人形みたいでいただけない。USはPG。
ハンコック
DLP、字幕版で観た。キングダムぽいショットが多いと思ったら監督が同じだった。嫌われスーパーヒーローが市民に認められるまでの話と思ったら、そこまでが前半。後半は意外な描写をきっかけにそれまでの伏線が膨らんで、レディホークな展開に感心した。90分うまくまとめたなー。ハンコックと戦う超人も出てくるし。Mr. & Mrs.スミスみたいなもんだけど、力を失う設定が曖昧だったのは残念。着地やジャンプでの地面の破片、G36を使った銃撃戦、パトカーを盾みたいに持って女性オフィサーを運ぶのはカッコよかった。飛べばいいのに。最後、ワシを連れてるとこがいい。グッジョブ。バジェット1億5000万ドル、USはPG-13。
August 22, 2008
ダークナイト
前作を越える完成度。リアリティにこだわった、暗くて重厚なドラマだった。映画2本分の濃い内容ながらテンポも凄くよくて目が離せなかった。ジョーカーが時計仕掛けのオレンジのアレックスのような狂気に満ちたキャラで、主役と言えるほどインパクトがあった。ここまで追い込まれたバットマンは過去になかっただろう。ジョーカーとの戦いで一線を越え、フォックスは去り、バットサインは叩き壊され、ゴッサムのために、苦渋の選択をして去っていく姿はシーンに震えた。なんて暗くて悲しい結末なんだー。ゴードンは言う「彼はヒーローじゃない。沈黙の監視者であり守護者、ダークナイトだ」凄いぞバットマン。ラスト30分は200%の見応え。ラウはどーなったんか?バジェット1億8500万ドル、USはPG-13。
→imdb、imfdb、予告、日本語サイト、Why so serious、I Believe In Harvey Dent、Gotham Cable News
August 11, 2008
インクレディブル・ハルク
アイアンマンに続く、マーヴルスタジオ製作第2作め。日本公開はこっちが先になっちまった。前作を設定変えてわざわざ作り直したダイジェストがタイトルバック、TV版リスペクトでカッコいい。お話は5年後なので、ちゃんと続編ぽくなった。前作も嫌いじゃないが今作も面白かった。特にリオのシーンは空撮もアクションも見応えあった。バナー・アルティメイタムなエドワード・ノートンは小汚い逃亡者が似合っとった。ヒクソンから柔術じゃなく呼吸法を習ったり、ファイトクラブしたり。ハルクとアボミネーションのNY市街戦はパワフルで流血もあって迫力満点。ハルクとアボミネーションの市街戦はサンダ対ガイラ。パワフルで流血もあって迫力満点。AC-130はよかったけどアパッチは迫力不足だった。CGIでなくミニチュアでやってほしかったし、機関砲で木々をなぎ倒す描写も見たかった。ルー・フェリグノは今回も警備員役、ちゃんとしゃべるし。あれ、予告にあった北極のシーンは?続きはアベンジャーズで。バジェット1億5000万ドル、USはPG-13。
August 09, 2008
ドラゴン・キングダム
ライオンズゲートのタイトルロゴがアップグレードされとった。タイトルもカッコよく、功夫映画のポスターを使った2Dレイヤーアニメーション。撮影はGenesis HD、編集はFinal Cut Proのフルデジタル映画。監督がディズニーのアニメーター出身のロブ・ミンコフだからか、話も演出も簡潔・単純すぎるのが惜しい。でもジェット・リー映画だし、オール中国ロケだし、アクション監督はユエン・ウーピンだし、アクションは申し分ない。スタイルの異なるWJによる初対決は見応えあるが、W師匠ってのも嬉しい。パンダアニメと違ってホンモノだっ!ワイヤーもビュンビュン!WJは共に2役だが、ジェット・リーの孫悟空は宮内洋に見える。白髪のおねーちゃんはとってもアニメ的だった。プログラムに石丸博也と池田秀一の対談付き。バジェット7000万ドル、USはPG-13。
August 06, 2008
カンフー・パンダ
字幕版はDLPじゃなかった。よかったのは冒頭の夢のシーン、2Dアニメでカッコよかった!エンディングも秀逸。「Kung Fu Fighting」が流れてびっくり、ボーカルがJBでさらにびっくり。本編はシュレック3並につまらんかった。J.ブラックの声は絶好調だが、笑えるギャグはなかった。アクションは血も汗もアザもないヌルさ。小綺麗なCGIではカンフー映画はできんことがわかった。しかも生身の人間の方がもっとすげえ動きするから。マスター・ファイブにカマキリと猿はいらん、スリーでええ。シーフーは見た目ヨーダだが、教えはオビワン。ヒロイン不在、モブシーンはウサギとブタばっかし。めちゃくちゃ強いはずのタイ・ランは弱かったし、ホーが強くなったのも説得力ない。苦労して熊猫拳とか編み出せよ。むしろシーフーとタイ・ランの対決の方が見応えはある。箸使った修行はJ.チェンの映画にもあったな。ほいで、ホーの本当の親は誰?USはPG。
August 01, 2008
ホットファズ-俺たちスーパーポリスメン!
俺も劇場公開に署名したので観てきた。ショーン・オブ・ザ・デッドほどは笑えんかったけど、それでもオモロかったし、話も作り込んであった。街の銃撃戦に続いて、スーパーでの銃撃戦は盛り上がって満足。ジェリコ941とベレッタM92の二丁で撃ちまくり、笑いもあり。いいとこで出てくる白鳥がオイシイ。カメオのP.ジャクソンとK.ブランシェットはわからんかった。つか、わかるわけねー。プログラムは薄い割に高かった。バジェット1600万ドル、USはR、UKは15、日本はR-15。
July 03, 2008
インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国
予告ではパラマウントから地図にディゾルブしたけど、本編では昔のパラマウントロゴで始まった!1作目でマットだった倉庫がセットになって嬉しかった。でも聖櫃より異星人をとったからお話はX-FILEになっちゃった。説明→アクション→説明→アクションの繰り返しでつまらんかった。小僧が聞いてインディが答えるパターンもくどいし、物語の展開もまわりくどい。アクションやドッキリもぬるかった。インディが被爆したり、スパルコは目から炎吹いたり、ギャグはまあまあ。B級を目指すなら90分くらいでええよ。神殿のギミックはよかったけど、黄金都市は見たかった。バジェット1億8500万ドル、USはPG-13。
June 24, 2008
リボルバー
ロック・ストック〜もスナッチも好きだが、これはダメだわ。ユージュアル・サスペクツ狙いか知らんけど、つまらん。スタイリッシュではなく、ただのわかりにくい映画。引用くどいしアニメいらんし、編集も困ったことだろう。最後まで映画につきあったのにこのオチは反則。あの2人は独房の師匠で、サム・ゴールドは架空だろう、とか見えてきたと思ったら、全部かよ。そりゃH.カイテルも断るわ。レイ・リオッタが家ではいつもパンツ一丁なのがおかしい。この人はどんな映画に出てもオイシイ印象が残る。グロック17使いの殺し屋のソーターは危なくていいキャラだった。エンドタイトルは黒ベタに音楽だけ、何じゃこりゃ。USはR、日本はR-15。
June 10, 2008
シューテム・アップ
ニューラインのロゴにパーフォレーションがないと思ったら、ギャグだった。え、そーゆー映画?主人公のスミスは射撃の達人なのに、銃を持たない。持ち歩くのはニンジンで、携帯食であり武器でもある。「あり得ね〜」と「ンなアホな〜」がいっぱいのバカ映画だった。飛行機からダイブしながらの銃撃戦は笑える。C.オーウェンやM.ベルッチが出ちゃいかんだろ〜。監督はHな彼女の見つけ方 マシューの童貞卒業物語の人(知らんわ!)で、アクションの絵コンテ先行。物語や設定は後付けで、まあどーでもいいんだろう。江口寿史みたいなオモロさが際だつが、やりたかったのはガンアクション。しかも指を使わずトリガーを引く…。スミスが使う銃は指紋認証銃含めて18種、死者は100人。エンドタイトルはやたら凝ってた。バジェット3900万ドル、USはR、日本はR-15。
June 04, 2008
ランボー 最後の戦場
冒頭の惨い虐殺シーンからしてスライの意欲が伝わってくる。この映画の意義は、銃器による人体破壊を、徹底的に描写すること!見事に戦争のはらわたやプライベート・ライアンを凌いだ。血しぶき、肉片、臓物が乱れ飛び、ラストの戦闘は生々しい迫力とエグさに大満足。ブチ殺されるのはシリーズ最多の236人。毎分2.59人の大出血。おしゃべりな元SAS率いる傭兵チームも装備それぞれ個性的。無口なランボーは奪った50口径機関銃撃ちまくってくれるが、一番カッコイイのはバレットM82で頭部粉砕しまくりスナイパー君。バジェット5000万ドル、USはR、日本はR-15。
June 01, 2008
ミスト
原作読んだのが20年前だし、ラストが違う言われても…。でも、この最悪の超皮肉なラストはイイ!裏目裏目のパニッシャー、痛恨の失策。見事な結末。だんだんエラいことになっていく描写、持続する緊張感、宗教キチガイの煽動で広がる狂気の怖さも楽しい。唯一の銃使い、スーパーの副店長オリーカッコいい。あとメガネのバアさんも。モンスターが店内に飛び込んできた時はどーなることかと思ったが、もう、期待通り!エンドタイトルのSEのおかげで劇場は誰も席を立てないのも画期的!バジェット1800万ドル、USはR、日本はR-15。
May 09, 2008
クローバーフィールド/HAKAISHA
こんな怪獣映画が観たかった。夢に怪獣が出てくるときはまさにこんな感じ。何だかようわからんし、逃げるので精一杯。規格外の映画だけど、生々しくていい。ヒッチコックの鳥に似た手法。道路に転がった女神像の頭はニューヨーク1997のビジュアル。撮影はパナソニックAG-HVX200、AG-HVX200、ソニーのCineAlta F23。アイレベルは地上だけだと疲れるので、地下や高層ビル、ヘリからと視点を移動する工夫をしてる。上書きの構成も巧い。もうええわって思う前に終わる。エンドクレジットに放射能Xと原子怪獣現わるってあったけど親戚?Qは?バジェット2500万ドル、USはPG-13、日本はPG-12。
→imdb、imfdb、予告、タグルアト、謎の映像、日本語サイト
April 14, 2008
ヒットマン
原作のゲームは知らん。途中から眠くなった。オープニングがダーク・エンジェルからマンティコアのシーンを使い回してるんだが、ジェネティックでも何でもないので誤解の元。ここは殺しの訓練と坊さんの修行でなくちゃ。エージェント47は元々V.ディーゼルが演じる予定だったのが製作だけになった。抜擢されたのがダイ・ハード4.0でF-35より印象の薄かった悪役の子。暗殺の腕はいいけど、お人形さんみたいな顔したイイ子ちゃんだし、ピンチもない。ジョン・ウーやりたかったんだろうけど、銃撃戦は甘い。FSBの偉い人が、プリズン・ブレイクのTバッグだった。バジェット2400万ドル、USはR、日本はR-12。
April 10, 2008
ノー・カントリー
コーエン兄弟にしては珍しく原作モノだった。そのせいかシーンがまったりして長く感じた。昔ながらのテキサスの風景に、気まぐれで意味のない死をもたらす怪人、テキサスのターミネーターこと、アントン・シガー!屠殺用スタンガンがシブイ。彼にしてもルウェリンにしても、銃創は自分で治療、リアルな傷口がいい。やる気が失せた保安官は、若いのへのツッコミが的を得たとった。バジェット2500万ドル、USはR、日本はR-15。
April 01, 2008
魔法にかけられて
最初と最後、サブダさん?ってくらいReel FXによるポップアップ・トランジションがすげー。芸術的発明!アニメ部分は往年の感じでやってほしかった。絵が今風で硬いし、キャラ崩れも気になった。現実世界では、キチガイ娘NYに現るだー。警察か病院連れてけばいいのに、それじゃお話にならんので。すぐ歌い始めるのは笑ったが、セントラルパークのシーンは素晴らしかった。あと舞踏会のシーンもうっとりするほどよかったなー。クライマックスは盛り上がりに欠けた。バジェット8500万ドル。
→imdb、予告、Pop-Up Transitions、日本語サイト
March 26, 2008
ザ・フィースト
M.デイモン+B.アフレック+W.クレイヴン製作。日本版の予告はウケたんだが、本編はそーでもなかった。日本版は9分短い。もっとキッチリ見せてほしいよ。斬新なことやりたいのはわかるんだが、密室なのに状況がわかりにくいし、ゴアシーンの編集もわっかりにくー。みんな血みどろなのに、どっから血がでとるのかわからんっ!おいしそうな要素をちりばめながら、笑いのツボがズレてる。裏切って逃げちゃった女は2&3の主役ゲット。撮影はHDV、バジェット320万ドル、USはR、日本はR-15。
March 19, 2008
バンテージ・ポイント
20分の出来事を複数視点で描いて、あっとゆーまの90分。物語はアップテンポで走りまくり、HDカム持ったウィテカーも走りまくる。シナリオは面白いし、特に女の子の組み込み方は絶妙。尺短いし登場人物多いし、キャラクター描写や状況演出が粗い割にうまくまとめたな〜。忙しくて目が離せない映画だけど、カーチェイスはもっと工夫が欲しかった。アクションでつなぎまくった編集のリズムはよかったけど、リワインドの繰り返しはくどくて残念。D.クエイドの形相が大魔神並に怖えぇ〜。USはPG-13。
March 05, 2008
ペネロピ
2006, 101min. テアトルタイムズスクエア ★★★★
伝統的なモチーフながら、新鮮で面白かった。プロローグは特に素晴らしい出来だった。映画のモチーフは木。木の使い方、撮り方、とにかく木が美しい。どのキャラクターもよくできてたし、笑えた。ブタ鼻でもカワイイけど、2階からガラス突き破ってまで驚いたり、逃げたのをつかまえて口止めするあたりもバカで楽しい。やっぱ強化ガラスと赤いスニーカー。ドラマもしっかりしてて、呪いの解き方も意外性があってよかった。C.リッチはR.ウィザースプーンに抜擢されての参加。珍しくオーディションじゃないんだー。劇場のロビーにリッチのサインがあった。バジェット1,500万ドル、USはPG。
February 28, 2008
アメリカン・ギャングスター
字幕がひでえ、なんじゃこりゃ。醜いヘタ字幕フォント。近年のリドリーには珍しくノンデジタルな映画。アンタッチャブルみたいな実話なんだが、新興ギャング対ニュージャージー警察対ニューヨーク警察の構図が見事。ラッセルとデンゼル、2つのストーリーを描きながら、シーンは短くテンポは速く。クライマックスの手入れからラストへの流れはさすがリドリー。トルーポが自殺するショットは思わず「おお〜いいねえ!」と声が出てしまった。クレジット後の一発は意味不明。バジェット1億ドル、USはR、日本はR-15。
February 18, 2008
スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師
映画化は6度目だが、今回はミュージカル版の映画化。いかにもT.バートンなええ話だった。流血度も高く、ブシュー!と噴き出す血、ドクドク溢れ出る血もたっぷり。タイトルのCGIの血が絵の具みたいだったのが残念。19世紀のロンドン、いい雰囲気。イスのギミックもいい。現実と回想の対比もくっきり。ラストカットは特によかったー。バルトはDolby DLP版。バジェット5,000万ドル、USはR、日本はR-15
February 01, 2008
28週後...
英国製新感覚ゾンビ映画第2弾。前作観てなくても大丈夫な内容。キヤノンXL1Sでのフルデジタル撮影から、今回は一部SonyのHVR-Z1EUSで、あとはフィルムになった。逃げろ逃げろ、走って逃げろ〜!ゾンビ描写はがんばってたし、頼れる人が次々に死ぬのはよかったが、物語進行はぬるめで曖昧。エグイはずのシーンがわけわからん編集してあるのも気にくわんかった。ランディングする旅客機をフカンで見せたのと、ロンドン空爆は見事。アクション的には中盤のコードレッド、屋上狙撃班が無差別に撃ちまくるシーンは見応えあった。ヘリのローターで感染者をズタボロにするのは楽しいけどやりすぎだろ〜。次は28ヶ月後、だな。USはR、日本はR-15
January 08, 2008
AVP2 エイリアンズVS.プレデター
ミッシェル・デスラーの活躍が嬉しい、キワモノ第二弾。人間があっさり殺されまくるのが楽しいスラッシャー映画。女も子供も、医者も病人も妊婦も、パパも警官も州兵も殺戮の餌食。新種はフェイスハガー抜きで卵を人体に直接寄生させ、チェストバスターの5つ子ちゃん誕生。F-22でドーン!前作ではビショップ似のウェイランドさんが出たと思ったら、今回は湯谷さんが登場!つーことは3もあると。USはR指定。