December 28, 2007
アイ・アム・レジェンド
バジェットは1億5000万ドルの超大作。離陸直前のヘリの音がたっぷり聞けたのがよかった。オメガマンのリメイクなんだが、まったりしすぎで、物語を進める力が弱い。間延びしたシーンが多いので、ツッこむスキもたっぷり。空母にF-4やらSR-71があるのは博物館だからなのね。荒廃したNYはめちゃくちゃようデキとった。そこに地球最後の男と地球最後の犬。なぜか地球最後の女と地球最後の子供が加わって、勝手に人んちのベーコン焼いたりシュレックのDVD見たりと図々しいだけでなく緊張感がない。結局、地球最後でも何でもなかったのは反則だろー。タトプロスがデザインしたバンパイアだかゾンビだかは、外見的なインパクトが弱いわ動きに特徴がないわで、全く怖くない。USはPG-13。
ベオウルフ/呪われし勇者 3D
2007, 113min. 新宿バルト9 TH2 Dolby3D ★★★
ポーラー・エクスプレス以来のパフォーマンスキャプチャー映画。IMAX 3D版を上映できる劇場がないので、Dolby 3D版。特別料金だけどその価値はあるというか、バリバリの3D演出だし、ショットのレイアウトが効果的。グランデル退治はハリーハウゼン風。ただ、全裸なので股間の隠し方が気になっちゃう。ベオさんは徹底した武闘派でカッコいい。アニメながら、その強さに説得力がある。カッチョええドラゴン息子との空中戦もキャメラも一緒に飛び回って大迫力だった。パフォーマンスキャプチャーによるキャラの表情や芝居もようできとった。特にウィールソー王妃はええねえ。バジェットは1億5000万ドル。USはPG-13。
November 25, 2007
ボーン・アルティメイタム
この映画から、ユニバーサル映画は東宝東和配給。前作よりパワーアップ。逃げる者をサポートし、追う者の先手をとり、狙う者をかわしながらノンストップ・ジェイソン。FIXなしの映像つなぎはテンポも速く、1アクションを構成するショット数もハンパじゃない。カット尻の静止は1コマだ!ロンドンのウォータールー駅のシーンは人混みの中、緊張度満点。ポールこだわりの手持ちキャメラ主義ならではの、恒例狭いアクションはタンジールで炸裂。ヒットマンもよかった。NYでは7番街チェイス、ジェイソンの不死身度もアップ。ラストもうまくまとめたな〜。出てくるハンドガンはUSPとグロックばっかし。スコット・グレン、すっかりジジイだ。バジェットは1億1000万ドル。USはPG-13。
November 06, 2007
モーテル
オープニングタイトルはソール・バス風で超カッコイイのに本編は、、、ありがちすぎる設定でどう見せてくれるかと思ったら、まんまかよ。アイデアもヒネリもない。70 年代ならまだしも、今時コレじゃ喜ばねえよ。全然怖くもないし残酷でもない。殺す方のキャラと殺し方で楽しませてくれんと、被害者にスター使ってどーするんだ。結局ベッキンセールだもの。バジェットは1900万ドル。USはR。
November 01, 2007
キングダム / 見えざる敵
オープニングタイトルのニュースクリップモンタージュで釘付け。冒頭の事件はFIXなし、HDカム手持ち撮影のセミリアル体感映像が効果的。と思ったら、全編これかよ、お前はP.グリーングラスかってくらい圧縮率の悪そうな映画だが、面白かった。実際の事件がモチーフながら、FBI捜査官がG3ライフル、M4、MP5を手に、あり得ない銃撃戦で見応え十分。テロリストの拠点ド真ん中、集中砲火浴びて、RPGが右から左から、ブラックホーク・ダウン状態。チュッパチャプスとビー玉の伏線や指の秘密もよかった。爆走する警護車4台、サウジ警察のSIG552、味方の手榴弾に吹っ飛ぶJ.ガーナーもリアルだった。バジェットは8000万ドル。USはR、日本はPG-12。
October 23, 2007
パンズ・ラビリンス
2006, 119min. 恵比寿ガーデンシネマ ★★★★★
素晴らしい!冒頭から最後まで完璧。デル・トロの最高傑作。オーソドックスで正攻法な演出に引き込まれた。オフェリアが胎内の弟に語りかけるシーンとラストは泣けた。大人の事情、森の中の古い家、歌詞のない子守唄、虫、巨木、マンドラゴラの根、掌の目玉、そして迷宮、満月。オフェリア役の子がめちゃくちゃよかった!肩の印を確認するアップは萌える。ルガーP08使いの鬼畜大尉が避けた口を自ら縫うシーンも必見。コンセプトデザインにウィリアム・スタウト、懐かしい〜。バジェットは1350万ユーロなんで、2000万ドルくらい。USはR、日本はPG-12。
October 01, 2007
ファンタスティック・フォー:銀河の危機
シルバーサーファー、キター!かっちょええっ!これだけで前作越えた〜。声はL.フィッシュバーン。「銀河の危機」より「シルバーサーファー登場」にしてほしかった。もう、最後は「仕えるのはやめた!」ってことで大活躍!シルバーサーファーは地球だけでなく映画も救った。スピンオフの「シルバーサーファー」に期待。ジェシカちゃんのお約束ギャグ、群衆の中での全裸は見せなさすぎで残念。ラストは結婚式というより、盆踊りだしょ。バジェット1億3,000万ドル、USはPG。
ブラック・スネーク・モーン
2007, 115min. シネアミューズEAST ★★★★
ええ話だった〜。イントロ後、リッチが歩くタイトルがかっちょえぇ〜。傷ついた心と向き合おうとする人達のドラマが、ブルースをバックに描かれる。イイ人サミーがスネークフライトつながりで「黒い蛇の呻き」を歌うシーンがめちゃくちゃカッコよかった。屋根を叩く雨音と稲妻。そして何よりC.リッチの演技がすげえ萌える。歌まで歌う!バジェット1,500万ドル、USはR、日本はPG-12。
September 30, 2007
エクスマキナ
アップルシードは東宝だったが、今回は東映。アニメとは言えない。セリフまわしとか気になったけど、アクションばっかなんで意外と最後まですんなり見れた。つか、一般人をコントロールしてゾンビみたいにデモ行進させても…モーションキャプチャは嫌い。芝居がキモチ悪いし、汗もかかんし、表情も乏しい。OLYMPUSはずっと光学メーカーだと思った。
→imdb
September 01, 2007
レミーのおいしいレストラン
2007, 117min. 新宿バルト9 TH7 ★★★★★
なんと、マジンガーZだ。さすがピクサー、さすがブラッド・バード。ディズニー傘下になって、2Dアニメも使って堂々のスタート。もうPDIもブルースカイも追いつけんだろう。エンドロールの「モーションキャプチャは使ってないよ!」って念押しするあたりにも自信が伺える。「モーションキャプチャはアニメじゃない」ってはっきり言ってやればいい。これがキャラクターアニメーションだ!それくらいキャラの演技が凄い。特にリングイニとコレットのキャラクター描写は見応えあった。レミーはアイアンジャイアントだった。んで、レミーの兄はボーボ、オヤジはジャンゴだ!食材や料理の表現は挑戦だったと思うが、おいしそうな出来だった。ローアングルもタップリ、空間表現を活かしたキャメラの動きも心地よかった。ただ、長尺な割に終盤はテンポ早すぎ。バジェット1億5,000万ドル。
リフテッド
セリフなしで5分間リアルタイムで見せ切るドタバタ。絶対起きない人はよくあるギャグでオチがイマイチ。スイッチとジャバ様みたいな宇宙人がよかった。
→imdb
August 13, 2007
トランスフォーマー
トランスフォーマーは好きじゃないし、アニメにしちゃいかんと思ったが、実写は正解。こんなに面白いとは!最初はスターシップ・トゥルーパーズのヌルいやつかと思ったが、CV-22やA-10が飛び交い、AC-130Hが105ミリ射ちまくる描写で膨らむ期待。アクションの中でサクッと変形する心地よさ!変形後もパーツが動いてて気持ちよい。ボンネット内を覗くメカ好きねえちゃんイイし、バンブルビーをレッカーに乗せての大暴れも爽快。その市街戦は楽しさ爆発!ラドン彷彿、逃げまどう人間、瓦礫と破片も満喫。ビルの谷間をわらわら飛ぶF-22たち!人間対メカ、メカ対メカ、人間+メカ対メカを堪能!ラストはターミネーターの音楽をバックに、オプティマスとメガトロンの壮絶な対決。戦う前にちゃんと見得切ってるし。パールハーバーの空母、アーロン・ピアース、エクスプローラーズ、F-117、ウラ中尉もちょっぴり登場。まったくムダのない145分だった。おっかさん、最高。バジェット1億4,700万ドル、USはPG-13。2年後の続編も期待。
August 01, 2007
ダイ・ハード4.0
ナイトシーンで始まって、アンダーワールド3かと思うくらいワイズマン色が濃くておもろかった。エレベーター・シャフトのシーンは見事。マクレーンの銃がSIGザウアーP220になった。でもM92の後継Px4ストームもしっかり出てくる。もう、嬉しいアイテムが続々登場。USP、MP7、UMP、G36と、H&K製品から、お約束グロック17、T800スケルトンにボバ・フェット、4機のヒューイ、ラペリング降下するM4持ったFBIの特殊部隊。しかし何といっても映画初登場F-35!トレーラーとのボルチモアチェイスは爽快!トゥルーライズのハリアーに対抗したな。ゾロゾロ突入する特殊部隊はいただけないが、全体的におなかいっぱいになるくらい満足した。バジェット1億1,000万ドル、USはPG-13。
July 18, 2007
シュレック3
かったるかった。新人監督に代わってここまで落ちるか。演出が散漫でキレもないし画面のどこを見ていいのかわからん。何でもリアルだし、芝居の付け方がモーキャプみたいで気持ち悪かった。ピノキオもリアルすぎ。メラメラ炎見せたいのはわかるがくどい。物理やりすぎたぶん、アニメらしさが減った。お話より技術自慢になっちゃった。クッキーマンの一生だけは大笑い。ウマすぎ!バジェット1億6,000万ドル、USはPG。
June 27, 2007
パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド
DLP版だが、プロジェクタがいきなりコケた。んで、始まったと思ったら30分も主役が出てこんって、どーゆー映画?と思ったら、スパロウの役割はバルボッサで、エリザベスとウィルの話だった。ジョーンズとカリプソは中途半端でサブプロットにならんかった。最初の2時間はかったるく、不自然な画面や無理なストーリー展開が目立つヘンな映画だが、ウエスタンのハモニカのテーマが流れたのと、フライング・ダッチマンの浮上が2回も見れたこと、「風が味方だ〜」、渦巻きの中でのジマー節を効かせた海賊映画らしい戦闘、エンデバーの破片大会はよかった。オーランドはしょっぱくても、K.ナイトレイはかっちょよかったし!キース、シーンにいるだけでもありがたいのにセリフまで!バジェットは前作より2500万ドル増えて3億ドルの大台へ。USはPG-13。
June 22, 2007
プレステージ
画面の隅々まで気を遣ったゴージャスでアナログな映像が凄い。天才型C.ベールと努力型H.ジャックマンは、どっちも名声一筋のヤなヤツ。観客は2人の露骨な競争につきあうだけ。興味深いのはむしろD.ボウイが演じた実在のテスラ博士。時系列を跳躍した断片が伏線になりすぎて、瞬間移動あたりからオチは見えてくるので、M.ケインの貢献度は高い。バジェット4,000万ドル、USはPG-13。
June 14, 2007
ザ・シューター 極大射程
冒頭の狙撃シーンは見事。スナイパーとスポッターの連携任務はバッチリ!M.ウォールバーグはボブ・リー・スワガーにピッタリ。山で犬とひっそり暮らす銃マニア、最高。前半のテンポのよさは、原作の端折り方がうまい。ニックは原作と別キャラだが許そう。テクニカル描写も嬉しいけど、スワガーがハンドガンで近接戦闘までこなすのは困る。でも雪山での狙撃戦はよかったー。製作費6100万ドル。USはR、日本はPG-12。
June 11, 2007
300[スリーハンドレッド]
New Deal Studios
デジタル処理も含めて映像の出来はよかった。ハデな大殺戮映画かと思ったが、勇壮でカッコよさ重視のアートなドラマだった。どうせR指定ならグロくていいのに、映像美を優先したな。スパルタ軍の動きも美しく、レオニダスは勇ましさ萌え。血しぶきはコミック的飛沫だがよかった。死体の山で息のある敵を見つけては槍でトドメをさしていくシーンが印象的。ペルシャ軍はクリーチャーなバリエーションが楽しいが、やっぱり王様が素敵。バジェット6000万ドル、日本はR-15。
June 01, 2007
スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい
とにかくキャラが多いので、前半はほとんど紹介。ちょっとガイ・リッチー風。後半、ホテルでの大バトルは見応えあった。よくさばいたな〜。確かに殺し屋がいっぱい出てくるけど、プロのはずなのに奇抜すぎ。キャラ的にはどれもオモロイんだけど。最後にA.ガルシアが語る真相も奇抜。つーことはエースはヘラーの?続夕陽のガンマンのマーチが流れてびっくり!バジェット1700万ドル、USはR、日本はR-15。
May 09, 2007
ロッキー・ザ・ファイナル
B.コンティのスコアでかなり得しとるけど、ダラダラセリフが多くてかったるかった。新キャラ薄いし、エイドリアンは死んどるし。ポーリーとデュークだけになっちゃったなー。と思ったら、スパイダーが1作目冒頭以来の登場。フィラデルフィア美術館の階段、懐かしかった。トレーニングモンタージュはよくなかったけど、ファイトシーンは内容はともかく編集はよかった。ミッキーのアーカイブもキター。バジェット2400万ドル、USはPG。
May 05, 2007
スパイダーマン3
サンドマンはようできとったけど、アクションは複雑にしすぎ。夜や地下ばっかで暗いし。出来は前作ほどじゃないけど、悪くはない。特にピーターとMJとハリー3人のドラマがよかった。ピーターが天狗になったりヤな奴になったり、MJはかわいく見えたし、ハリーもいい役だった。「ヒーローにも助けは要る」としてまとまった。相変わらずメイ叔母さんのシーンは全部いい。B.キャンベル今回多めなのが嬉しい。バジェット2億5800万ドル、USはPG-13。
May 01, 2007
バベル
モロッコ、アメリカ、メキシコ、日本を代表するバカ一家が世界でつながっている映画だが、手持ちキャメラのショットが多く、これが揺れ揺れ、寄り寄りで最悪。4 つの時間軸がずれて描かれるんだが、わかりやすすぎ。日本のパートは出来の悪いエロパートだし、いらん。別の映画だわ。エロ女子高生役でアカデミーノミネートは恥ずかしい。モロッコのバカ兄弟、兄ちゃんは鈴木亜久里かと思った。ケイト・ブランシェットは強靱バカ!普通の人間なら即死だよ、それが肉片も飛び散らず骨も砕けず。がんばったのはメキシカンの不法就労オバちゃんだが、やっぱりバカだった。バジェット2500万ドル、USはR。
ハンニバル・ライジング
子供時代の戦時中はなかなかよかった。ソ連軍やってきて、ミーシャと戦車。メッサー激突!あとはくだらんかった。ムラサキ叔母さんが師匠で、靴履きで剣道とか、ヨロイ拝みとか、さらし首とかアホなことばっか教えてワケわからん。刀ふく音は笑える。デブを殺すとこはオモロかったが、あとはマカロニ風復讐劇+シリアルキラーでありきたり。残酷度もイマイチ。バジェット5000万ドル、USはR、日本はR-15。
April 07, 2007
ブラッド・ダイヤモンド
表はダイヤの裏ルート、裏テーマが武装少年、それをつなぐのがアーチャーとソロモン。凝った話だけど、反乱軍がちびっ子ギャングとマカロニ愚連隊、みたいなレベルで政府軍と張り合う程には見えんかった。長いからアーチャーの電話で終わってもよかった。Ilyushin Il-76やMi-8やMi-24 Hindが見れたのはよかったけど、アクションシーンは高速シャッターでなく、ハイスピードのコマ落とし?見づらい。レオよりソロモンの人が迫真でよかったー。本作のヒーロー。イムホテップはやっぱ悪かった。バジェット1億ドル、USはR。
April 05, 2007
ナイト ミュージアム
サエないバツイチオヤジの夜警物語。いっかにもアメリカ人好みの話だが、サブプロットもバランスよく配置され、ウケ要素がたっぷりで、予想以上におもろかった。展示物たちも個性豊かで楽しく、歴史に興味をもとうって提案がある。Massive使った乱戦シーンも見事。館長は気に食わんかった。ディック・ヴァン・ダイクには騙された〜。バジェット1億1000万ドル、USはPG。
March 28, 2007
ブラックブック
2006, 144min. テアトルタイムズスクエア ★★★
バーホーベン、オランダ復帰第 1 作は、史実がらみだからか、意外とマジメな話だった。ウンコまみれはさすがだけど。ミヌースさんの地獄めぐり。ユダヤ人、オランダ人、ドイツ人将校、レジスタンス、スパイが入れ乱れて面白かった。ドイツ敗戦で開放されて、逆にヒドくなるあたりがえげつない皮肉。バジェット2000万ドル、USはR。
March 09, 2007
ゴーストライダー
代筆する人の話かと思ったら違った。長くてかったるい。80分でいい。ニコラス・ケイジはやっぱり困ってた。熱そうじゃない炎や、のっぺりスカルのCGIも勘弁してほしい。走るだけでも迷惑千万なヒーローなので、続編はいらん。処刑ライダーの方が面白い。それでも制作費は300万ドルくらいはかけてるかと思ったら、1億2000万ドルだと〜!USはPG-13。
February 21, 2007
DOA デッド・オア・アライブ
US未公開の香港製ドイツ映画、奇跡の日本公開!クローサーのコーリー・ユンが監督なんで見に行ったわけだけど、冒頭の石狩山脈で、ドッカーン!姫の掟破りの大ジャンプは笑った〜。いきなり見せてくれます!んで、トーナメント。大仏タワーは期待を煽ったが、どいつもこいつも強そうに見えんし(K.ナッシュでさえも!)、激しい格闘のはずが、血もアザもなし。死傷者もなし。ボス弱すぎ。やっぱ倉田保昭クラスでないと。でも、モータル・コンバットよりはオモロイので退屈しない。最後は編隊飛行するし(笑)「Shinobi」を「抜け忍」と訳したのはナイス。バジェット2100万ドル、USはPG-13。
February 02, 2007
Gガール‐破壊的な彼女‐
スーパーマン2+うる星やつらな着想が面白いし、いかにもI.ライトマン向きの楽しい映画。テンポいいし、オモロイ。3人で食事中、ミサイルが飛んでくるシーンは笑える。話が見えてくるのはしょーがないけど、エンディングのまとめ方とそれに続くアニメがいい。
January 20, 2007
ディパーテッド
いきなりギミーシェルターでグッドフェローズなノリのよさ!2巻めか3巻めにやっとタイトルが出てきてびっくり。なげえ!と思ったら、インファナル・アフェア3部作を1本にしちゃったんだなあ。コステロを中心にビリーとコリン、それをまた精神科医がつなぐプロットが面白いんだが、ボスが死んでからのトーンダウンは否めない。封筒発見で盛り上がるかなーと思ったら、みんな死んじゃうし。バジェットは9000万ドル。USはR、日本はR-15。
January 19, 2007
世界最速のインディアン
ええ話だ!実話だ!思わず拍手したくなる傑作。お手製バイク「インディアン」で、最速を夢見てスピードに賭ける伝説のジジイ、バート・マンロー超かっちょええ!陸のチャック・イエーガーだ!誰もが応援したくなってしまうキャラクターをA.ホプキンスが好演。長旅を経て、スピードの聖地ボンヌヴィルに辿り着いて感無量。そして周囲の協力で障害もクリアして爆走。最期のスーパーでは驚嘆。メカ描写もたっぷり。見送りの暴走族と授賞式は泣けた。バジェットは2500万ドル。USはPG-13。
January 17, 2007
シー・ノー・イーヴル 肉鉤のいけにえ
ベタなホラーかと思ったら、意外と面白かった。目ん玉コレクターのケインは怖い!素手でつかみどり!ゴキブリとハエが満載のブラックウェル・ホテルもいい感じだった!主役かと思った人物があっさり殺されたり、キチガイババアが本性現したりと、ヒネリもよい。携帯食わせるのもバカバカしくていい。ケインのヤラレ方も死に様も見事。マーキングのオマケ付き。バジェットは800万ドル。USはR。
→imdb、予告、日本語サイト
January 03, 2007
硫黄島からの手紙
銀残しから、どんどん白黒になってった不思議な映画。ちゃんとした日本語の映画なのは快挙だが、今風の会話も混じって違和感あった。栗林中将の描き方はよかった。好感がもてる人柄が伝わる。栗林中将のお話としてはいい映画だが、硫黄島ものとしては、情勢が把握しづらい。摺鉢山の陥落もあれ?って感じ。日本映画なら仲代達矢のナレーションと矢印がついただろう。
→imdb、imfdb、予告、日本語サイト