December 31, 2002
K-19
意外にも感動しちゃった。エゴを捨て自沈を決意したハン・ソロ艦長に、各区画から返事が聞こえるPANが泣ける。退艦シーンはじーんときた。後日談はいらんと思うが、犠牲者への配慮だろう。ロシア人は名前を覚えにくいのが難。制作費1億ドル、PG13。
December 05, 2002
ジョンQ 最後の決断
狼たちの午後のER版を期待したんだが…映画としてパワー不足、リアリティ欠如。ジョンが行動を起こした時、J.ウッズは「このやり方は間違っている」って言うが、物語としてホント間違ってるな。どの人物も立場と本音が曖昧でいきあたりばったり、キャラクターがはっきりしない。制作費3600万ドル、PG13。
ウェイキング・ライフ
この映画は物語を問うつもりはなかったので、字幕はいっさい見んかった。難解なことしゃべりまくるだけだからね。映像に集中したかったが、これが辛い。キチンと作ってあるのは予告に使われてたとこだけで、あとは粗雑。手法というより、どーみても手抜きでしょ、こりゃ。観客の存在を無視してます。USだとなぜかR指定?。
November 03, 2002
マイノリティ・リポート
2002,145min. 渋東シネタワー1(Dolby Digital-EX) ★★★
殺人防止システム、これつっこむと楽しめない。物語は感心したり、納得いかなかったりだけど、逃亡と謎解きと仕掛けで、長尺なのに全然飽きないのはさすが。ギャグが多いのは意外だった。チェイスも凝ってるし、迫力あっていい。未来描写は見所多いけど、飛躍しすぎかなあ、ハードもメディアも透明ってどうよ?アン・ライブリーはJ.ハーパーだぜ!製作費12,000万ドル、PG-13。
トリプルX
走る走る、飛ぶ飛ぶ!モトクロス、スノボ、ポンティアックGTO!スピード感十分で気持ちいい。エリートでもなく、頭もいいわけでなく、善人でも悪人でもない、アンチ007な1人ワイルド7。格闘よりスリル志向なスタント野郎V.ディーゼルかっちょええ!セガールを超える、絶対やられない超人的ヒーロー誕生。火器類銃撃戦もあり!D.アルジェントの娘、いいねえ。続編も楽しみ。製作費8,500万ドル、PG-13。
October 19, 2002
ロード・トゥ・パーディション
暗黒の時代、父と息子の絆を大量殺戮とともに描いちゃう大胆さがいい。登場する2組の父子の関係が絶妙に絡み合って、ドロドロのストーリーに進展。ニューマン&ハンクスによるキャラクターも緻密で外れなし。諸悪の根元はコナーで、こいつは根っからのワル。おかげで大勢死んだ。色調も時代描写もいい。製作費8,000万ドル、R。
October 12, 2002
サイン
まず頭っからバーナード・ハーマン風でヒッチを冒涜。侵略SFなら最低だし、スリラーなら怖くない。現実感のまるでないまぬけな映画。シャマランは鳥にインスパイアされたそうだが、そりゃ失礼。ミステリーサークルの解釈も全然チャチだし、なんだよあのエイリアンは。唯一の見所は、TV画面のいっさい手を加えてない衝撃的映像。爆笑もん!製作費6,200万ドル、PG-13。
September 27, 2002
インソムニア
S.ソダバーグ&G.クルーニー製作によるノルウェー映画のリメイク。眠らずにてきぱき仕事できるパチーノうらやましー。でも後半は寝てないから車はスピン、丸太から落ちる。2つも隠し事してるんでじれったい。6日も寝ずにおれるんか?なかなか出てこんけどR.ウィリアムズは逃げ上手。いい警官と悪い警官は不眠症になるが、白夜じゃーしょーがない。アビー・ロックハートが出てきてびっくり。製作費4,600万ドル、R。
September 16, 2002
スパイキッズ2:失われた夢の島
前作ほどじゃないけど、アイデア満載冒険映画で面白い。重要な要素であるガジェットを封じた展開が秀逸。いくつかのサイドストーリーもまとまってるし、ライバルと祖父母の登場で広がりも出た。CGIキャラもたっぷり!嬉しいガイコツ兵、ハリー・ハウゼンとまったく同じ動きに感激!CGIなのにダイナメーション。ブシェミ博士もよかった。これで3,000万ドル、1作目より安上がりで尺長いとはさすがロドリゲス!
September 12, 2002
バイオハザード
ジョヴォビッチ嫌いなのに観たのは、いかにもP.アンダーソン向きのネタだから。彼はいつも意欲的でエネルギッシュなんだが、斬新なアイデアに欠ける。シナリオで損してる感じ。退屈させないのはさすがだけど、ゴースト・オブ・マーズには遠く及ばん。レイン役のM.ロドリゲスいい。製作費3,500万ドル、R。
August 26, 2002
オースティン・パワーズ ゴールドメンバー
開巻、AH-1コブラには驚いた!いきなり007風バリバリのアクション!すごいと思ったら(爆)今回、オースチン本人はシリアスなテーマを抱えてるんでシャグり不足だが、チンポネタはたっぷりでめちゃくちゃ笑った。腹いてーし涙とまらんし。相変わらず笑える絵作りも巧いし、定番のネタも見事にアレンジ!大スターが大挙出演も嬉しい。はよDVDほすぃ〜。製作費は前作の倍、6,300万ドル、PG-13。
August 11, 2002
トータル・フィアーズ
アフレックのライアンは頭はでかいが、これまでで一番いいジャックかも。大統領はM.フリーマンでなく、J.クロムウェルの方。おいしいのは、スクリームでお馴染みL.シュライバの工作員。米ロがナチに踊らされて緊迫する大げさな展開で、見せ場はボルチモアでの核爆発以降だが、核の描写が甘すぎて真実味から遠ざかる。デフコンの描写も食い足りず白ける。製作費6,800万ドル、PG-13。
July 28, 2002
スター・ウォーズ:エピソード2 クローンの攻撃
2度目はDLP。さすがにくっきり!黒もしっかり。凛々しいパドメ、一転ケラケラ笑ったりするところがたまらんわ。やぱ、闘技場でドゥークーの背後にウィンドゥが現れるあたりから萌えるなあ。颯爽ジェダイ軍!ライトセーバー構えて横位置で突っ込むとこ!それから救援に来るガンシップ!クローン兵のプロフェッショナルな動きの1つ1つ!ラストまで何度観ても身震いするほど感激!もう、涙、涙!
→前回
July 23, 2002
ゴースト・オブ・マーズ
2001,98min. シブヤ・シネマ・ソサエティ ★★★★
火星版要塞警察だ〜!カーペンター調全開映画。カーペンター好きにはたまらない!語りのポイントは入れ子の多重回想。キャラクターも武闘派揃いでアクション連続、サービス満点のサバイバル戦争!特に副隊長の女警官がめちゃくちゃ強くて男っぽくていい!屋外では両側を包囲された中を突っ切るシーンはワイルドバンチ!屋内では前列が射撃、後列が装弾。撃ち尽くしたとこで交替の繰り返し!ラストもめっちゃいい!製作費2,800万ドル、USはもちろんR指定。
July 20, 2002
タイムマシン
つまんねー、眠くなるー。やっぱジョージ・パル版。お!と思ったのは、キャメラが上昇しながらの時間経過ショットがすげーのと、オリジナルのリメイクショットくらいかね。リメイクするならオリジナル以上にキチンと見せてほしい。パル版のようなセンス・オブ・ワンダーは感じないし、パル版にはなかったご都合主義満載。どこに8000万ドルかかってるんだか…タイムマシンが本物とか。ヤフオクで落札したやつ?PG-13。
July 18, 2002
MIB II
リック・ベイカーの仕事を観たーって感じ。プロットはいい、アイデア豊富、キャラもいいと思うんだが、語り口も見せ方もつまんねえ。ソネンフェルドの嗜好・作風は好きになれない。やっぱアイバン・ライトマンでしょ。製作費9700万ドル、PG-13。
July 12, 2002
セッション9
廃墟になった精神病院が舞台だし、低予算なんで演出で怖がらせてくれるかと期待したんだが、全然怖ない。アスベストはがしのおっさんたち、ボーナス欲しいならもっと働けっての。でかい建物内での位置感覚がわからんし、気配を感じさせる演出してほしかった。製作費わずか150万ドルだが、HD24で撮影してる。USはR指定。
July 07, 2002
スター・ウォーズ:エピソード2 クローンの攻撃
感激〜!頭っから意表つかれたね。ストーリーひっぱるパドメもいいが、今回はヨーダに尽きるなあ!めちゃくちゃカッコイイ〜!最高の出来!もう、目が凄い!戦うジェダイ騎士団も壮観!最後は帝国の夜明け!映画としては前作の方が断然好き。今回は話が盛りだくさんで、よく詰め込んだけど、もっとじっくり描いてほしかった。ストーリーラインも愛と政治どっちつかずだし、やっぱツナギの宿命か。マスターとパダワン別行動はどうもなあ。タトゥイーンは懐かしさがこみあげてきた。製作費12,000万ドル、PG。
July 03, 2002
ワンス&フォーエバー
ヘリ目当てで観に行ったら、ケリー・ラッセルが出てるじゃないの!なんかすっげー得した気分。もちろんヘリもいい!しかし第7航空騎兵、壮絶。戦闘描写はG.ロメロのゾンビみたい。歴戦のベテラン曹長がまたいい。戦場と本土の家族の対比は時間的に妙だったが、それでも実話だしね。感動した。最後戦没者名がずらーっと出た時、涙がとまらんかった。500万ドル、R。
June 26, 2002
ブレイド2
プログラムすらないという扱いだが、期待を裏切らないかっちょよさ!今回は新種を加えて、3つ巴の抗争、スケールもアップ!数々の新キャラも武器もいいし、アニメ的なバトルもいい。映画2本分くらい盛りだくさんで高密度。出てくる人間は1人だけとゆー凄まじさ。しかもラスト泣けるとは!イエロートーンの撮影も見事。製作費は前作よりアップの5,500万ドル、R。
June 08, 2002
スコーピオン・キング
つまんなすぎ。ドラマと言えるものはなく、ひたすらチャンバラの繰り返し。ロック様主演はいいけど、スコーピオンキングなんだから、シャープシューターくらいすりゃいいのに、ロックボトムすらなし。敵に強そうなのがおらんので、ロック強すぎ。体格的にロックと互角かそれ以上の敵がでてこないとバランス悪いし、カタルシスもない。唯一ケリー・ヒューの予言者がよかった。製作費6,000万ドル、PG-13。
サウンド・オブ・サイレンス
リージェンシーらしい秀作。精神科医が誘拐された娘を救うべく、期限付きミッションクリアに挑む。この1日の描き方、テンポよくっていい。女刑事の単独捜査は理解しがたいけど、2つの事件がつながっていくあたり、ちりばめられた仕掛け、蘇る記憶、思わず引き寄せられるうまいストーリー展開。M.ダグラスを軸に配置される2人の少女、そして裏窓な美人妻。製作費5,000万ドル、R。
May 31, 2002
バーバー
これまで見たどのビリー・ボブとも違う、まるで別人のよう。H.フォンダやJ.コットンのように見事にモノクロにはまってた。しかも殆どセリフもなく深みにはまってく床屋を創造している。主人公が寡黙な反面、周りはよくしゃべる。うさんくささ満点。ヅラから始まる騙しの群像。コーエン兄弟にしてはイメージの飛躍は控えめ、淡々とした物語は眠くなった。製作費2000万ドル、R。
May 26, 2002
パニック・ルーム
タイトルで笑ってしまう。S.バスの北北西に進路をとれのパロディかよ〜。例によってどこでも潜り込むフィンチャーのキャメラは健在。特に賊が侵入するシーンは効果的。3階のJ.フォスターからひいて降下し、1階の入り口〜裏口から4階天井へ1カット。フォスターがパニックルームを出て携帯をとりにいくシーンは見事な編集でスリル満点。しかし、安心して観れるスリラーってどうよ?全体的にはいつものように平凡な出来、色調暗すぎ。製作費4,800万ドル、R。
May 05, 2002
スパイダーマン
これまで映像化されたどのスパイダーマンよりもカッコイイ!これこそスパイダーマン!ウェブを使ったビルサーフィンを追っかけるキャメラは信じられないほどダイナミックで心地よい!これを撮影したキャメラマンは、スパイダーマン以上に凄いってことだ!独特のポーズの数々にしびれる。話は誕生編ってことで、スケールよりも生活重視なのもいい。ダサイかぶり物でノリノリ熱演デフォーと、リングアナ役B.キャンベルも嬉しい。ティーザートレーラーにあったシーンが削除されたのが残念だが、エンドタイトルのボーナス・トラックにも感激。1億3,900万ドル、PG-13。
April 28, 2002
アザーズ
異常に混んでた。まさかこんな集客力があるとは…お金かけないで演出で勝負。おっきな屋敷、謎の音、怪しい使用人。ゴシックスタイルで恐怖映画の正統派。20代の若造がこーんな映画撮れるとは。回転みたいな「何かがいる」恐怖感はなかなかいいし、音の使い方も巧い。子供達、生意気な姉&ビビリの弟もいい。でもオチが途中で見えてきちゃった。製作費1700万ドル、PG-13。
April 22, 2002
光の旅人<K-PAX>
スターマンのJ.ブリッジスが今回人間で、K.スペイシーがK-PAX星人を怪演。どっちも癒し系宇宙人。なんか話ができすぎ感もある。地球最大の決戦のサルノ王女か?特にカッコーな人達は反則で、青い鳥と消えたベスには涙がじんわり。ホンモノかキチガイか?結論はでたよーな、でないよーな。音楽が印象的だったが、エンドタイトル後にもいいシーンがある。製作費4800万ドル、PG-13。
April 07, 2002
ブラックホーク・ダウン
ブラックホークがふんだんに出てくるだけでも嬉しい。リドリーのリアル志向も絶好調、プライベート・ライアンと並ぶ傑作。優れた撮影、編集、音響デザイン!ブラックホーク墜落のシーンも凄い良くできてた。市街戦の凄まじさ、銃撃にさらされるハンヴィー、RPGの恐怖。64墜落地点に迫り来る民兵の群、上空から降下を志願するデルタ2人には涙が溢れた。俺なら絶対許可しない。製作費9500万ドル、R。
March 24, 2002
エネミー・ライン
すげー面白い。カールビンソンからF18発艦シーンのタイトルバックから最高!こんなにゾクゾクしたのはトップガン以来。2発のミサイルに追われるF18、そして着弾、射出プロセスが克明にテンポよく描かれる。高速シャッタースピード、ハイスピード、コマ落としの複合によるダイナミックなシーン、ステディカムを使わないリアルな映像!主人公がパイロットでなくナビゲーターなのもミソ。G.ハックマン司令官の人間的な深みと、ボスニアのスナイパーのプロぶりもいい!完璧に好みの映画。製作費4000万ドル、PG-13。
March 12, 2002
モンスターズ・インク
ピクサーにハズレなし!今回「カリスマ」J.ラセターの弟子が監督したが、ドアをモチーフにしたOPから感激!プロットが素晴らしいだけでなくストーリーテリングも巧い!しかも感情豊かなキャラクターアニメーションの神髄。しかも手描き感覚も大事にしてる。テンコ盛りのギャグに一杯笑って、そして泣いて、最後にまた笑わせてくれる。ブシェミのトカゲも最高!NG集もお楽しみ!製作費11500万ドル、これが映画だ!。
March 09, 2002
マルホランド・ドライブ
音悪すぎ。勘弁して欲しい。リンチなら絶対怒るよ!内容だけど、語り口としては珍しく複雑。それぞれの描写はノーマルなようで実に不思議なエッセンスを感じる。やけにわからんことが多いな〜と思ったが、ずぅーっと観てきた情報を後で組み替えなかん!ひねりすぎたサンセット大通りか。あの青い箱は何?製作費1000万ドル、レズありオナニーありのR指定。
February 24, 2002
地獄の黙示録 特別完全版
地獄の黙示録は好きだけど、3時間半は長すぎ。有楽座で観たオリジナル70mm版と違って、しっかりエンドクレジットもある。印刷代ケチったなー。加わったシーンの1つ、フランス移民の農園は、マトモな人達で眠くなる。狂気の悟りや休息とかは緊張感が緩む。でも、キルゴアの描写や、ウィラードとカーツの関係が少し増えたのはいい。セリフないけど、コルビー大尉がジョン・グレンだと気付いたのは収穫。ワルキューレは何度見ても最高!本物の迫力。これだけでも価値あったな。
February 23, 2002
ロード・オブ・ザ・リング
超退屈だったバクシ版よりはるかにいい!時間も忘れる面白さ!ファンタジーの最高傑作。もっと観たい!続きが観たい!もう、開巻から一大絵巻!大パノラマのモブに圧倒され、気付けば世界にのめりこんでる。絵のバランス、ストーリーテリングが抜群。くわっちょえぇ〜ってショットが絶妙に挿入されてる。登場人物多いのに、キャラクターがよく描けてて、移入しやすい。I.ホルムちっちゃい!ブラックライダーいい!馬の走りもいい!トロルの動きがハリー・ハウゼン風で泣ける!製作費1億900万ドル。
February 02, 2002
ジェヴォーダンの獣
予告の印象とは違ったバカ映画。田舎の割に、娼館はやたらゴージャス。乳房から雪山にディゾルブしちゃうし(笑)村人は全員クンフー使いで、主人公もクンフーで対抗。ファンタジーな武器や秘密結社、蘇生薬まで出る始末。主人公の行動も動機もさっぱり。まわりくどい割に、肝心なことを描いてなくてつまらん上、獣の正体も結局わからず。たぶんゴースト&ダークネスのライオンだろうけど。ダンス・ウィズ・ウルブスなインディアンのマニはサモア系だが(笑)これまた武闘派で、サマになってて唯一カッコよかった。製作費200万フラン、日本はPG-12。
January 20, 2002
フロム・ヘル
ミレミアムなサイキック警部、J.デップが切り裂きジャックの謎に挑むゴシック・スリラー。正統派で雰囲気いいけど、19世紀のロンドン描写はちょっと安っぽい。まあ、3500万ドルだし。物語的にかなり膨らませてるから面白いけど、大丈夫か?UK方面。H.グラハムちゃんは時代にフィットしないなあ。I.ホルムいいっ!超有名キャラ、ジョン・メリックも登場する大サービス。USではR指定、日本はPG-15。
January 18, 2002
美女と野獣 スペシャルエディション
もう11年前かあ…今でも大好きな映画だからな。新生ディズニー作品から、よくこの作品をIMAX化してくれた。開巻の城から圧倒された。もう、うるうるしっぱなしだった。オリジナルの解像度足りないはずだけど、違和感なかった。これだけパワーがあるわけだから、付加価値的に追加されたシーン「ヒューマン・アゲイン」はなくてもいいくらい。鉛筆のタッチまでわかったけど、ラストのダンスはちっちゃすぎてさすがに辛い。そう言えば、吹き替えでみたの初めてだ。いいけど、主題歌萎え。
January 12, 2002
ヴィドック
VFX出身の監督だと、フランス映画もこーなっちゃうか〜。デジタル撮影しながら、絵画のような仕上がり。デジタル・ポスト大活躍のハイテンションムービー。過剰なカット割とサウンドFX!ぎゅんぎゅん勢いで見せきっちゃう。美術はすごい凝ってて見応え十分。イエローを足して、シャドウ深めのコントラスト画調もいい感じ。ポイントは雲かな。ストーリーもまずまずで、しっかり騙されたし。武闘派探偵ヴィドック強すぎ。製作費152,000,000フラン。
オーシャンズ11
言わずと知れたシナトラ一家のオーシャンと11人の仲間のリメイクなんだが、意外と普通な内容に面食らう。オリジナルはもっと楽しかったと思う。これほど大きなヤマなら、綿密な計画もどっか狂うから面白くなるんだが、安心感ありすぎ。中盤、ネタバレでシラけるし。M.デイモンやJ.ロバーツなんて出てるだけ。ソダバーグ、娯楽は弱いと見た。元祖11人のH.シルバ、どこに出てたの?製作費8500万ドル。
January 09, 2002
バンディッツ
男がいて相棒がいて、いいコンビ。そこへ女が加わって。ありきたりだが、こーゆーのに弱いのよ。あの3人の関係は好きだなあ。しかも手際のいい大泥棒。泥棒映画としても痛快で面白いけど、やっぱケイトの魅力に尽きるなあ。んで、あのスタントマン!このチームでシリーズ化して欲しいくらい。ラストも大団円でいい気持ち。大脱走からヒルツのチェイスシーンの引用も吉。製作費8000万ドル。