ロボット・ドリームズ

2023, 102min. 1.85 : 1　新宿武蔵野館 S2　★★★★★

• imdb　予告　実写からアニメーションへ　アートディレクション　テーマの考察　キャラデ　7 Film References　日本語サイト　Rotten Tomatoes

満席完売、一昨日席とっといてよかったわ。パンフも完売。こ、これは『アイアン・ジャイアント』以来の傑作！セリフなし、全カットが素晴らしい！理想的なアニメーション。10分でメーター振り切って涙出てきた。作画はAnimateじゃなくてHarmonyだけどね。こーゆーのやりたーい！1985年のニューヨーク。画面に出てくるのは当時あったものばかり。Macintosh 128KからMTV、ゲイラカイト、チートス、チュッパチャプスとかさ。ロボットの型番AMICA 2000はコモドールのAMIGA 2000を連想しちゃう。発売されたのは2年後だけど、そーいえば監督はスペイン人。AMIGAってのはスペイン語で「女友達」の意味だからロボットは女性かもね。デザインは「ラピュタ」のロボット兵がモチーフだね。シンプルなキャラで芝居たっぷり。黒目の動きだけで泣ける。演出うまいわ。めっちゃ丁寧でめっちゃ繊細。好きな要素は子供にも描きやすい主人公、リーニュ・クレール、年齢・性別を問わず響く話、言葉でなく映像で語るので万国共通、破壊と再構築、命を吹き込む作業、封じられた動き、エモーション、80年代、実線で描かれたソリッドなBG、パンフォーカス、懐かしい音楽、同ポジ、現実と非現実、タイムラプス、画面分割、BG動画。友達ロボットとの楽しい日々。セントラルパークでのダンス。「セプテンバー」でノリノリ！これ伏線だった。『オズの魔法使』観て眠ったロボットにブランケットをかけてあげたり、窓から見おろした人を楽しんだり、細かい芝居がたまらん。浜辺で置き去りかわいそ。夢いっぱい見せてもらった。制作5年、コンテだけで1年。製作費500万ユーロ、USはPG-13、日本はG。