2001, 114min. 1.85 : 1 丸の内ピカデリー2(Dolby Digital) ★★
製作費1200万ドル。ドンパチが凄い迫力。映画は一直線に、冷たく静かな語り口でがんがん突き進む。「いいショット」がいくつかある。例えば、フカンめの引きで暗闇の撃ち合いの場面。パッと光る銃火に浮かび上がる人影。地元ヤクザを破竹の勢いで全滅させる日本ヤクザ。殺伐とした戦争ばっかで収入源やシマが曖昧、あれだけハデに殺し合いが続くのに、警察が出てこない。もう、思うがまま、やりたい放題。こんなんでいいの?ってくらい。そして最後はやっぱり破滅。黒人のデニーがいつもカモられるのが面白い。これが粋なオチにつながる。彼も「弟」なんだな、と。このオチまでとにかくひっぱったわけだ。このデニー、どっかで見たと思ったら、『ER』でベントン先生にいびられて自殺したインターンじゃねーか。
投稿者 A.e.Suck : March 6, 2001 08:56 PM