楽しい。こんなに笑えるとは!開巻から見事なつかみ!たちまち映画に魅了されてしまう。ジュネのアイデアの宝庫。贅沢に挿入された挿話。ちょっとしたフラッシュインサートもしっかり映像で見せる。心地よくチャーミングな音楽、絵のように美しいモンマルトルの街並み、個性的なキャラたち、アメリのオヤジ、世界を旅する小人、八百屋のあんちゃん、画家のガラス男、ハゲの修理屋。でも主人公アメリはいかにも陰湿でイジワルっぽいので好かん。綿密で計算高い確信犯だし、自立しちゃった内気さって、怖い。アメリに嫌われたら大変だ。制作費7700万フラン!
→imdb、日本語サイト