2016, 128min. Dolby Atoms, TOHOシネマズ新宿T9 ★★★★
初ドルビーアトモス、TCXで観た。いきなり「Filmed in Cinemascope」デタ〜!サミットのロゴも変わって。「ゾンビランド」から「ラ・ラ・ランド」にやってきたエマちゃん、いっぱい観れてよかったー。ミュージカル映画としては完成度が高いわけではないけど、ミュージカルファンムービーとしては極上の映画。ミュージカルシーンは基本、カットを割らない!頭っから超絶1カットのキャメラワークに感激。『セッション』と同じクイックPANもやってた。ミアの部屋にでっかいバーグマン!ミアとセブのお話は『ニューヨーク・ニューヨーク』のデ・ニーロとライザ・ミネリをテレコにしてた。エマちゃんの感情を揺さぶるアップ芝居は見応えあって涙が出る。セブにひどいこと言われたときの表情!『理由なき反抗』を観に行くシーンはお気に入り。ディナーに付き合わされるミアに「早くリアルトへ行け〜セブが待ってるよ〜」って叫びたくなった。たまらずミアが席を立って拍手。5年後、さりげなくリアルトは閉館し、成功したミアはセレブ暮らしの一方で、セブも夢を叶えててよかった。セブがあの曲を弾きながら妄想するシーンは客への大サービス。最後に見せるゴズの歯を見せない微笑は『ドライブ』を思い出した。バジェットは3000万ドル、パナビジョンでフィルム撮影、ホームビデオは16mm特製アナモフィック!USはPG-13。早くBDほしいよー。
投稿者 A.e.Suck : March 1, 2017 08:18 PM