July 29, 2016
シン・ゴジラ
2016, 120min. TOHOシネマズ新宿 S7 ★★★
製作・配給：東宝、制作：東宝映画/シネバザール、音楽：鷺巣詩郎、伊福部昭、編集・VFXスーパーバイザー：佐藤敦紀、ゴジライメージデザイン：前田真宏、ゴジラキャラクターデザイン：竹谷隆之、撮影：山田康介、准監督：尾上克郎（特撮研究所）、監督・特技監督：樋口真嗣、総監督・脚本・編集：庵野秀明、プリヴィズ：カラー、VFX：TMA1、ピクチャー・エレメント、白組、神央薬品
ヘンな映画だけど、こんなゴジラ映画が観たかった！ハリウッドでは絶対作れない。映倫ど真ん中！登場人物はみんな同じ調子で早口大会、座ってるかゾロゾロ歩きの正面フォローばっか。山本薩夫や熊井啓ならナレ入れたな。アニメのコンテを実写で撮ったようなテンポ。『エヴァ』と同じ音楽。漢字満載のスーパーはほぼ無視したった。上陸したゴジラがパペットみたいで、早くもコレじゃナイ感MAX。映画は二度目の上陸から心に響き始める。むしろ共感しまくり。観たいのはゴジラ対自衛隊なの。10式がゴジラに併走して射撃したり、ゴジラと対峙するアパッチの大俯瞰はキラーショット。電線なめのアオリ回り込みもよかった。B-2のモップ攻撃も説得力あった。ヤシオリ作戦はめちゃくちゃよかった。JRや重機の参加は秀逸！BGMはまさかの『宇宙大戦争』で萌え度MAX！卑怯だけど正解。ゴジラのルックも好み。吐くのは透過光の光線じゃなく火炎なのがいい。観たかったゴジラ映画がやっと観れた。第ニ形態、石原さとみの特使、戦車とヘリのCGIは見苦しかったが、怪獣映画としては『ガメラ 大怪獣空中決戦』以来の満足感。
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