2015, 122min. TOHOシネマズ新宿 S3 ★★
Macintosh時代は16ミリフィルム、NeXT時代は35ミリフィルム、iMac時代はデジタル撮影だけどレシオはシネスコだった。原作の『スティーブ・ジョブズ』はもちろん読んでるわけだが、120分に収めるためにすっごい圧縮してた。それが違和感の元。セリフ内での説明も多い。アシュトン・カッチャーのは未見だけど、たぶんそっちの方が好みって気がする。だってウォズは文句ばっか言ってるし、ハーツフェルドはヘンな役周りだし、ジェフ・ラスキンやスーザン・ケアは名前だけ、ビル・アトキンソンは名前すら出てこない。マークラはスピーチだけ。スピンドラーはしゃーないとしてギル・アメリオもカット。NeXTの流れでピクサーもなし。リサとの関係、ウォズとの関係、スカリーとの関係が新製品発表会のバックステージで描かれる構成にしてあるけど、ジョブズの人物像を描く上でしっくりこない。現実歪曲フィールドや「四角の角を丸くすること」など、懐かしい小ネタが大量。アップルに詳しくない観客にはわかりにくそう。Macは失敗作だって。Newtonがクズなのはスタイラスだって。iPodはリサのWalkmanがヒントだって。唯一、ケイト・ウィンスレットのジョアンナ・ホフマンはよかった。バジェットは3000万ドル。USはR。
投稿者 A.e.Suck : March 1, 2016 11:51 PM