DVDかTVでいい映画。なんで5000万ドルもかかって、なんで評価が高いのか不思議。「facebook 世界最大のSNSでビル・ゲイツに迫る男」が原作。実話だけどスキャンダラスでもないし、葛藤はあるものの劇的ではない。結局まるーくおさまったけど、実はこうだったみたいって話。みたいってのは、マーク・ザッカーバーグ本人もサベリン本人も非公認だし、facebookも協力してないので、第三者が勝手に作っちゃったんだな。そんなのアリ?どこまでホントなのか、ザッカーバーグはふてぶてしくてイヤーなIT野郎。そのイヤーなヤツとがんばり屋さんのサベリン君、友達からビジネス・パートナーへ。イヤーなヤツが傾倒するもっとイヤーなヤツ、ショーン・パーカーの登場でイヤーな気分になって、サベリン君かわいそー!な展開に。ほとんどが室内の会話劇だけど編集のテンポがいいので退屈しない。facebook誕生裏話や成長の経緯も正確じゃないんだろうけど、交際ステータスを追加したきっかけや、ウォールを実装したタイミングがわかる。一番の見せ場は、本筋と関係ないボート競技のシーン。唯一の動的なシーンで編集が凝ってる。ザッカーバーグが参加したセミナーでビル・ゲイツがBASIC開発当時の話をしてた。ゲイツがカメオで出るわきゃないので、ゲイツ役はビル・ゲイツ暗殺のフェイクドキュメンタリーNothing So Strange(2002)の人、8年ぶりの映画出演。審問会で伏せられた有名人ユーザは当時ハーバードの学生だったナタリー・ポートマン。S.ソダバーグから借りたRed Oneによるデジタル撮影、編集はFinal Cut Pro。USはPG-13。
投稿者 A.e.Suck : January 25, 2011 08:41 PM