トム・クルーズはソルトよりこっち演りたかったわけね。わかる気がする。ボンドさん寄りお色気スパイアクションに誘ったのはC.ディアス。ソルトのシナリオはアンジー用に書き直された。そのアンジーとツーリストで初共演するかと思ったら、そのシナリオはジョニデ用に書き直された。トムクル1m70、ディアス1m75。映画の中では同じくらいのジューンとロイ、ぶつかって出会うのはベタすぎ…と思ったら意味があった。乗客乗務員が全員刺客のB727内でアクションが絶妙に展開。列車、車、バイク、牛!一般人がスパイ戦に巻き込まれるドキドキワクワク大冒険。ロイの「安全=死」って警告に従って「危険=生存」を選ぶジューン。「一緒なら生存率アップ」から「一緒なら自分も強くなれる」って変化が面白い。反復の構成や、意識喪失の間に進展させる省略・時間推移の見せ方がうまい。ラストは逆転してジューン主導、夢を実現させるラストが気持ちいい。ジューンがグロックで遊んでたら次にオーストリア行ったり、ロイが両手のMP7撃ち尽くしたところで、ジューンがマガジン2コ用意してたり。覚えてよかったフーディーニの手。マクガフィンはゼフィー。続編対策で後日談でもプリクエルでも作れそう。バジェット1億1,700万ドル、USはPG-13。ホール&オーツの「プライベート・アイズ」懐かしい。
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投稿者 A.e.Suck : October 22, 2010 06:00 PM