30分の8ミリ作品「Within the Woods」を元に作られたった16ミリ映画「死霊のはらわた」が81年、ヨーロッパから火がついて全米公開が83年、その翌年に輸入ビデオで見た時の衝撃は忘れられない。85年にやっと日本公開、渋谷で観たときゃ超満員が爆笑の渦。これがスプラッター映画誕生の瞬間。87年の「2」は実質リメイクなんで、今回は再リメイクだね。タイトルから「The」がなくなった。プロローグで過去の事件が語られ、悪霊の正体とか、妹がODで治療のためとか、母の死を巡る兄妹の確執とか、いらん味付けいろいろ増えて楽しさは減った。実にお行儀のいい真面目な作り。クライマックスは大アレンジ。血糊70,000ガロン中50,000ガロンは血の雨だから実質20,000ガロン、オリジナルの10倍ってとこか。でもそんなに多い感じはなく。オリジナルが16ミリのブローアップだったことを考えると、ソニーのCineAlta F65で4K撮影はクッキリ奇麗すぎるわな。音響デザインは凄くよかった。CGI使わないのは評価できるけど、Rの割にゴア度が低い。オリジナルが公開されて大ブレイクした頃、ウルグアイの新人監督はまだ3歳。サム・ライミは凄かった。「♩We're Gonna Get You〜」はカット?トレーラーにはあったような…。「顔が痛い、どうしてこんなに顔が痛いの?」釘がいっぱい刺さっとるからじゃ、ボケ。エンドタイトル後、アッシュがこっち向いて「Groovy!」遅いって、そのノリ。製作費は1700万ドル、USはR、日本はR18+。
投稿者 A.e.Suck : June 1, 2013 08:35 PM