スペイン映画だけど英語。感動ホラー「永遠のこどもたち」のスタッフ、次は感動デザスター映画!いい映画なんだけど、日本で売るのは難しいね。体験談の映画化なんだけど、演出の味付けがうまくて視覚的なストーリーテリングが絶妙。「ヒア アフター」と同じ津波ながら、こちらはミニチュア特撮で再現。濁流に流されてからの長いシーンが生々しい。日本暮らしのスペイン人一家がクリスマスのバカンスでタイのカオラックリゾートへ。いやな予兆はおいといて、楽しく過ごしてたらいきなり津波キター。離ればなれになったルーカスとママ、パパ、弟2人の壮絶サバイバル。通じない言葉、ドバドバ流れ落ちる血、混乱の病院、死別と再会。その中で諦めないこと、一緒にいること、助け合うことを実感する。特にユアンパパの電話のシーンは涙があふれた。エキストラの多くは実際の津波の生存者。ダニエル、星空、赤いボール、カーテン、そして残されたメモ。ママのナオミ・ワッツはアカデミー賞とゴールデングローブ賞にダブルノミネートされたけど、もう熱演どころか、死ぬんじゃないかと思ったもん。チューリッヒに入っててよかったね。製作費は4500万ドル、USはPG-13。
投稿者 A.e.Suck : May 12, 2013 11:20 PM