すっげえ面白かった。こんなに泣けるとは思わなかった。「征服」のリメイクかと思ったら、近未来から現代にすることで、へえーこの手があったのかって感心しちゃった。映像のパワーにも感動。しゃべれない猿が主役だからこそ、芝居とキャメラワークで語る映像力学が素晴らしい。空間を自在に動き回る猿を1カットでずっとでフォローするなんてスパイダーマンにキャメラ持たせて撮影したに違いない。後半なんてすげえのなんの、ゴールデンゲートブリッジ攻防戦、映像絵巻!感激しっぱなし。ヘリの銃撃からシーザーを守ったゴリさんもよかったなー。ファーストシーンが猿狩り。いきなりの1作目のオマージュに感激!馬にも乗るし、最初の一言も言う!それが絶妙すぎて見事!ここで言うか!って。最初っからシーザーなので自分で名乗ったわけじゃないけど、リーダーへのプロセスが丁寧に描かれている。壁に描いた丸窓への思いを絶ち、本能や私欲を抑えてのリーダーシップがしびれる。「Caesar is home.」なんて、涙あふれ出たよ。ALZ-112は恐ろしいが、ALZ-113はもっと恐ろしい。続編への壮大な伏線にもなってる。製作費9300万ドル、USはPG-13。
投稿者 A.e.Suck : October 21, 2011 07:18 PM