3Dでは観たくなかったんで、2D字幕版で観た。81年版よりイイ!プロローグからしてスグレもの。1時35分の回だったけど、全然眠くなるヒマがなかった。監督はインクレディブル・ハルクのフランス人。この人の景観の使い方やアクションの見せ方はお気に入り。物語はわかってても、神を憎み頑なに人間だと言い張るペルセウスのドラマは新鮮だし、映像は壮大で美しい。神々のイメージも斬新で、戦時中なので甲冑とはいいアイデアだ。ゼウスのL.ニーソンはピッタリだし、兄ハデスがR.ファインズってのもハマってる〜。ハデスは出入りがイチイチ超カッコイイ!ペルセウスと旅する仲間もちゃんと描いてる。CGIクリーチャーは、ダイナメーション好きも納得の仕上がり。生物感が良く出てるし人物とのカラミもバッチリ。81年版の機械フクロウの扱いがぞんさいで笑えた。これはいらんってメッセージでしょ。アルゴのハーピイも特別参加。でも、何と言ってもクラーケン!この大迫力はオリジナル版を凌駕する。水もからむから、CGIでないと絶対出せないスケール感があった。怪獣描写としてはデッドマンズ・チェスト以上。翼だけCGIのペガサスはアルゴス市街でタッチ・アンド・ゴーしたりしてカッコよさを見せてくれるものの、飛び方に美しさとスピード感が不足してるのが惜しかった。人が乗って飛ぶタイプは見慣れてるだけにね。バジェット1億2,500万ドル、USはPG-13。
投稿者 A.e.Suck : May 1, 2010 11:59 PM