RCの「2時間35分」は長電話の歌だけど、この映画は尺が2時間47分もある。長っ。80年の人生を描くにはかなり端折った方か。でも長っ。 主人公が気色悪くて共感できん。胴体は生身の人間なのに、顔だけフルデジタル、そんなやつおるかーーー!でもD.フィンチャー技術的な挑戦がしたかったワケだな。 J.キャメロンやR.ゼメキスを追うようなD.フィンチャー、北米ではやたら評価が高いのが不思議。金かけただけあって技術点は高いけど、若返りは突飛すぎる。最後は大人サイズの身体で、顔や皮膚は赤ちゃんでなきゃいかんでしょ。人物の行動動機も希薄で物足りない。気まぐれで話題を変えて、いい場面をつなげたような展開。 だからこそデイジーの存在感には救われた。違和感を感じさせないキャラクターだった。80年の人生で出会った人々は少ないながらも主人公より素敵で印象的だった。特にハチドリ船長と落雷じいさんは忘れられない。老け顔はデジタル・ドメインによるフルCGI。顔面にパウダー塗った表情をキャプチャするcontourってシステムでハルクにも使われてた。バジェット1億5000万ドル、USはPG-13。
投稿者 A.e.Suck : January 25, 2009 08:15 PM